栽培ガイド

異国の風味 モロッコのミントティー

モロッコを旅するとモロッコ茶ともいうべき独特のミントティーに必ず出会います。紅茶葉にミント(乾燥)を加えて、ブロック砂糖(角砂糖などという量ではない!)をたっぷりと入れたもので、むせるほどの甘さなのに、ミントの香りで後味すっきりという不思議な飲み物。灼熱の砂漠の国で、バテないための生活の知恵なのでしょう。どこに行っても勧められます。ミントを分けて頂いて持ち帰ってみましたが、スペアミントに一番近いようです。(ミント葉のおかげでシャルル・ド・ゴール空港のチェックが厳しかった)

薄暗いスークの一角でこのお茶を酌み交わしながら、絨毯の商談をしている様子、思い浮かべて下さい(驚くことに延々、数日間に渡って行われるそうです)なんとも異国情緒たっぷりですよね。

さてこのミントですが、全くの手間入らず。春になるとポット苗がたくさん出回るので、一つ手元に置いて「異国の風味」を試してみませんか?(最初はミント・砂糖とも控え目に・・)

ただし繁殖力がとても強いので要注意。知らぬ間に太い地下茎を伸ばして、一年もあれば一株が一坪へと植え広がりますので、鉢植えがオススメです。(条件の良い土手などに植えると、雑草を駆逐してしまうほどです)
地植えの場合は、底のぬけた鉢などを埋めて、その中に植えると良いでしょう。

(メルマガ読者:Shotaro@しずおかさんからの寄稿文です)