冬が近づき、寒々としてくる11月。
落葉樹の赤や黄色の葉色、赤い実のつく木などがひときわ鮮やかに目に映ります。
気分を明るく引き立ててくれそうな、お庭やコンテナの彩りにぴったりの植物をご紹介しますね。

ウメモドキ
秋になると真っ赤な実が鈴なりにつく低木です。夏の間は緑の葉で雑木風なのですが、この季節は葉が落ちて、驚きの風景を作ってくれます。
切花として今ちょうど、お花やさんでも見かける「大納言」という品種はことさらきれいですよ。

ガマズミ
落葉性のビバーナムの仲間には、赤い実がつく品種が多く、春の花とともに楽しめます。
ガマズミ、オトコヨウゾメ、カンボクなどいろいろな木があるのですがなかでも下記の風鈴ガマズミは実が大きくつやつやできれい。

アロニア
果樹として導入されたアロニアですが、食用にするよりも観賞用に優れ、いま注目の花木です。この木にもいろいろな品種があり、マルブティックフォリアは赤実が鮮やか。庭木に、コンテナに、おすすめです。

バラ
実も楽しめます。ローズヒップが特に美しい品種を挙げてみました。
・ロサカニナ
・ノイバラ
他にもバレリーナ、安曇野などはきれいです。
ロサカニナは、話題のローズヒップティーとして利用される品種。
手元で育てて、無農薬のローズヒップが収穫するのも楽しいです。

深山シキミ
日本から欧米に渡ったシキミが華麗な園芸品種スキミアとなって戻ってきました。樹高は15cmから150くらいまでさまざま。ちょうど今頃から小さな粒々が集まった蕾をつけ、とてもかわいい
のです。この蕾が色づきながら冬を越すので、鑑賞期間が長く、春まで長く楽しませてくれます。
お庭や鉢植え、クリスマスの飾りにもぴったりです。

ピラカンサ
冬の実ものの定番。赤実と黄実があります。新たに斑入り葉品種も登場して、ますますカラフルに。壁面に枝を誘引して仕立てるエクスバリー仕立てに最も向く木なので、挑戦してみては？