栽培ガイド

3月のベリー類のお手入れ

○植替え、植付けの適期です

鉢植えは、植え替え、植え時、関東より北では庭植えの時期です。

ベリー類と一口に言っても、好む土壌や環境はそれぞれに違うので、それぞれに適した土や植え場所を用意します。

ただ、どのベリーも水はけがよい土壌が適しますが、乾燥は嫌います。
植えつけた後は庭植え、鉢植えいずれの場合にも、根元にワラやもみがらなどで覆い(マルチ)をし、たっぷり水を与え、乾燥しないよう気をつけて下さい。


○ブルーベリーの注意点

まずは品種選びですが、寒冷地にはハイブッシュ系が、それ以外の暖かい地域では暑さに強いラビットアイ系が適しています。
暖かい地域でハイブッシュ系を植えると、夏に枯れてしまうので注意してください。

酸性土壌を好みます。必ず酸度調整をしていないピートモスをいれて植え付けてください。
例えば、鉢植えは素焼きの深鉢に、市販の培養土に4割程度ピートモスを混ぜた土(赤玉土4、鹿沼土3、ピートモス3の割合で混ぜたものもOK)を。
庭植えでは砂質土が向きますが、深さ、直径4~50cmの穴を掘り、掘り上げた土の3分の2にバケツ1杯のピートモスをよく混ぜ合わせて埋め戻します。

鉢の置き場所(植え付け場所)は日当たりよく、夏に西日が当たらないところ。
殆どの品種は1種では結実しませんから、必ず2種類以上を一緒に植えましょう。

自家結実性のあるサンシャインブルーは1本でも大丈夫ですし、沖縄でも栽培できるほど暑さに強い品種です。


○ブラックベリー、ラズベリーの注意点

鉢植えなら固形肥料を鉢の縁に3個ほど埋めこんでやりしょう。ブラックベリー、ラズベリーなどのキイチゴ類は植えつけ、植え替え時に元肥を土に混ぜ込んでおけば、その後肥料は少量で十分です。


○その他の品種の注意点

マルベリーは盛んに成長しますので、なるべく肥料をたくさん施して植え付けてください。