栽培ガイド

9月のベリー類のお手入れ

1. 9月のベリー類

西日を嫌ったり、夏の炎天を嫌うベルー類にとっても9月の訪れはうれしいもの。水やりが少し楽になります。
ブルーベリーは実が次々に熟して長い間収獲を楽しみましたが、そろそろ終わりです。
ラズベリーやブラックベリーで2季成りのものは、盛夏お休みしていましたが、また収獲できるようになります。
クランベリーは下旬には色づき始めます。


2. 管理のポイント

置場所:
ブラックベリーなどキイチゴの類は明るい日陰に。
中旬は秋の長雨になることがありますから、このときは軒下にいれるなどしてください。
ブルーベリーはしっかりと日に当てて来年にむけ、養分を蓄えられるようにしましょう。  

水やり:
鉢植えは表土が乾いていたらたっぷり水やりします。
庭植えは乾燥していたら定期的な水やりを忘れずに。
全般にベリー類には水やりは多め、と心がけてください。
     
施 肥:
ジューンベリー、ブルーベリー(8月に施肥したものは除く)にお礼肥え。


3. 2季成りのラズベリー、ブラックベリーの収獲

中旬に秋の長雨がある頃に収獲期が重なるようなら、梅雨時同様、実が傷んだり、腐ったりしないよう、鉢植えなら軒下に取り込み、雨よけをしてやりましょう。
生をケーキに飾ってもいいし、ジュースやジャムにも向きます。 


4. クランベリーの収獲

下旬になると、クランベリーが赤く色づき始めます。
収獲するにはもったいないほど、見ていて愛らしくステキです。
クランベリーの実は小さくて(1cm)酸味が強く、生で食べるには向きませんが、ジュースにするとさっぱりした味が楽しめます。
透明感があり赤くきれいな色が魅力的です。
また、ジャムもおいしいものです。
ビタミンC が多く含まれているので美容にもいいですね。


5. 病害虫の防除

ミノガ、コガネムシなどの被害があったり、成虫を見つけたことがあった場合は、越冬する卵や幼虫を今から防除するために、ダイアジノン水和剤などを散布しておきましょう。