栽培ガイド

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ウォータープランツ

夏向きの涼しげな演出がほしいな…というときには、ウォータープランツ(水生植物)の水鉢がおすすめです。
容器は何でもよいのですが、底穴のない(水漏れしない)好み水鉢をひとつ用意して、いろんな種類の水生植物を栽培してみましょう。
 
一番人気は姫睡蓮ですが、最近はどこかなつかしい、田んぼを思い出すような小さな浮葉品種も好まれています。
どれも栽培方法にはあまり気を使う必要がないのも魅力です。
鉢に直接土を入れて苗を植え込み、それぞれの品種の好む高さに水をいれ調節して日向におくだけ、です。
肥料は固形肥料を時々土の中に押し込みます。プロの方に聞くと、「肥料のかわりにニボシを土にさしてやればいいよ」とのこと。
かわいい花を夏中咲かせてくれるものが多くて、きれいですよ。

縦に伸びるフトイやヒメガマ、パピルスと、横に広がるウォーターポピーやミズバコパ、といった形で組み合わせれば寄せ植えも楽しめます。
夏祭りで子供がすくってきた金魚をいれたり、ザリガニやメダカも飼えますね。
お料理で残ったセリの根やクレソンの小枝をちょっと水にさして、収穫を楽しむのも面白いです。
小型のポンプを中に仕込んで、小さな噴水状にして水音を楽しむのも夏ならではの演出になります。
鳥が水浴びにきたり、蝶が水を飲みにきたり。水辺にはいろんな生き物も寄ってきます。
お庭の植え込みの間にひとつ、水鉢があると、なんとなくほっとするような空間になります。
ぜひお試しくださいね。