便秘に効果を期待できるハーブなどをご紹介します。

フェンネルは消化を助けるハーブとして知られ、腸の働きも助けてくれます。痩身用ティとして、「きれいになるハーブ」と昔から呼ばれています。

エッセンシャルオイルやハーブティを主に扱うお店に行くと、フェンネルだけのハーブティのティバッグも売っています。フェンネルだけでは、なかなか飲みにくいのですが、ハチミツやお砂糖を加えると飲みやすくなります。他のハーブとブレンドして飲んでもよいですね。

ほかに便秘にある程度の効果が期待できるものとして、バラの実をつぶして浸出液を作ってこしたものを飲む、緩下作用があるセイヨウタンポポ（ダンデライオン）のコーヒーを飲む、などがあります。

また、便秘に効くものとしてよく知られるのがルバーブ。
赤みのある大きなフキのような植物で、食物繊維がたくさん含まれています。お料理の本には、ルバーブ・パイというものがよく登場します。お砂糖で煮たものをアイスクリームにかけてデザートにしてもよいです。ジャムも売っています。

ほかには、イチジクのシロップ、ジンジャー（ショウガ）、ラズベリーリ－フなども便秘によいといわれます。
イチジクはドライフルーツを食べるのでもよいです。ラズベリーリーフとは、ラズベリーの葉のこと。生理痛にも効くので、女性に嬉しいハーブなのですが、葉っぱは少々青くさいので、ラズベリーの実や他のハーブも組み合わせてティーにします。
漢方薬で知られるセンナ、カンゾウも便秘に効きます。

緊張やストレスも便秘のもとになります。
ラベンダー、レモンバーム、カモミール、ローズマリーなどのお風呂でリラックスしたり、イランイラン、ゼラニウム、バラ、フェンネル、ラベンダー、ローズマリーなどのエッセンシャルオイルをうすめて、腸のあたりのお腹をやさしくマッサージしてみてください。

便秘によいと言われる一般的なことも、ご参考までに。

お肉や脂肪の多い食事をとると、腸内に有害な腐敗菌が増え、便秘の原因になります。腸内の良い有用細菌を元気に増やすためには、果物や野菜、ナッツ類、豆類や、全粒穀物、全粒粉を使ったパン、シリアルを食事に取り入れ、プルーン、アンズ、イチジクなどのドライフルーツをおやつに、食べてみてください。そして、水をできるだけたくさん飲みます。一日に
2.5リットルとも言われます。

朝起きたら、まずお水をコップ一杯飲むのは効くそうですね。動き始める前に何よりもまず先に飲むことが大事だそうです。スプーン一杯のハチミツに熱いお湯を注いだものを飲むのでもよいとか。寒い冬はこちらのほうが試しやすいかもしれません。

毎朝気持ちよく規則正しいトイレリズムを保つには、テレビのコマーシャルで「１に…♪」と歌われているとおり、適度な運動、食物繊維の多く含まれる食べ物をとることを心がけることが一番大切です。
ハーブの効果を期待することはできますが、できるだけ、ふだんのライフスタイル、食生活も便秘とさよならできるようなものに変えていきながら、あわせてハーブの効果も期待するようにしてくださいね。