栽培ガイド

ペチュニア



春から晩秋のコンテナガーデンの主役といえばペチュニアですね。
花期が長く、花色が豊富で、いっぱい花を咲かせつづけてくれます。
初心者の方でも、花を育てる満足感を必ず味わっていただける品種。栽培のコツをちょっとご紹介します。

●大きめの鉢に植える
生育期間が長く根をいっぱいに張るので、大きな鉢に植えます。ただ、大きいと通気性が悪くなりがちなので、通気性・排水性のよい土を使います。市販の培養土を使うなら、ピートモスや鹿沼土を2、3割混ぜる、などの工夫をするといいですよ。

●日当たりのよい場所で
日当たりが悪いと花つきが悪くなりますので、必ずよく日のあたる場所で育てます。長雨にあたると花が溶けやすく、株が傷みますので南向きの軒下などがベスト。雨にあたった花はなるべく早く摘み取ります。最近は耐雨性の強い品種も出てきて、花壇にも植えられるようになってきました。

●肥料を切らさない
生育旺盛なのでうっかりするとすぐに肥料切れしてしまいます。花が小さく、少なくなってしまうので、生育中と開花期はずっと週に1回は液肥を与えます。切れ目なく定期的に追肥することがとても大切。

●花がらをつむ
しぼみかけた花は付け根から摘み取ります。残しておくと種を作り、栄養分がそちらに回るのでこれも花が少なくなる原因になるからです。こまめに、毎日摘みましょう。

●思い切って切り戻す
茎がどんどん伸びますが、時間とともに株の中心部に花が少なく、見苦しくなってきます。茎を3分の1くらいに切り戻し、わき芽を出させるとまた美しい姿に戻ります。

●単品もいいけれど
ペチュニアは寄せ植えもすてきです。もう見飽きたわ…という方は、エリゲロン、バーベナ、シロタエギクなどとあわせてみては。ペチュニアの色違いをグラデーションになるように(ピンクと紫とか)植え込むのもすてきですよ。