ナンテン(南天）：森清（もりきよ）4.5号ポット[難を転ずる厄除けの木　実付きが良く実が大きい系統選抜品種]

実付きがとても良く、大きな実がなる画期的な南天「森清（もりきよ）」です。岐阜県郡上市の森清氏が育種した系統選抜品種です。岐阜県郡上市は、昔から正月飾りの南天の切り枝、実取りを行う産地。長年の経験を活かし、優れた品種が作られています。「森清」は、お正月の切り枝として流通する通称「宝来南天」の自然交雑実生から育成された品種で、「宝来南天」よりさらに実が大きく実付きも良いため、結実時には素晴らしい景観が楽しめます。
ナンテンは、「難を転ずる」厄除けの木として、昔から多くの家の庭に植えられてきました。こまやかな幹枝、若葉と紅葉が美しく、冬季は鈴なりにつく果実が庭園を飾ります。生垣、鉢植え、花壇などに利用されます。また、葉は料理の飾りつけにも利用できます、幹の頂点に葉が密につき、6月頃、多数の白い小さな花をつけます。果実は晩秋から冬にかけて鮮やかな赤色に色づき、よく結実したものは重みで垂れます。誕生祝いや帯祝い、新築、長寿祝いなどの記念樹としても植えられます。また、葉は食物の腐敗を防ぐと言われ、お赤飯や魚料理、おせち料理の添えなどに利用されます。

タイプ：メギ科ナンテン属の常緑低木
樹高（成長時）：1～2m
開花期：6月
結実・鑑賞時期：11月～2月頃
耐寒性：強い

栽培方法：
寒地や乾燥地、寒風の当たるところでは冬季に落葉して弱りやすいので、北風を避けた、少し湿った場所に植え、堆肥を十分に与えて育てます。
雨の多い年には結実しにくいので、雨の当たらない軒下などに植えるとよいでしょう。
植え替えは春で、株を分割して増やします。鉢植えの場合は、水はけよく植えて、水切れしないように注意します。夏は日よけをし、2年目の春ごとに植え替えます。古くなって弱った幹は適宜間引いてください。

4.5号(直径13.5cm）ポット入りの挿し木2年生の苗木株、樹高約30cm前後です。樹高は多少変動します。お届け時期により葉に多少の斑点が生じたり、きれいでない状態の場合があります。開花結実は来年以降からです。写真は成長・結実時のイメージです。
種苗登録品種のため、営利用の増殖はできません。