風味豊かな青香。苦味なく、甘くて旨い柔らか果肉。ししとうの柔らかさと甘長トウガラシのコクを合わせ持つ高食味品種。初期から終盤まで衰えない着果、生り疲れせず非常に作りやすい。
タイプ:ナス科
果形:くさび形
収穫数目安:100~150本程度
収穫適期果重:12~20g
栽培適性:プランター向け、畑向け
栽培ポイント:整枝もほぼ不要、非常に作りやすい。収穫期間が長いので肥料切れには注意。プランター栽培でも作りやすい品種ですが、やや高性のため、支柱をしっかり立ててください。赤くなる前のフレッシュな若穫りをお楽しみ下さい。収穫適期サイズより肥大した場合や、過乾燥、極端な肥料切れをした場合には辛くなる可能性があります。特に秋の収穫時は大きくすると辛くなりやすくなります。
栽培方法:
・土づくり/日当たりが良く、できるだけナス科を連作していない場所を選びましょう。植えつけ2~3週間前に堆肥2kg/m2、苦土石灰100g/m2を混ぜ、よく耕して土づくりをしておきます。植えつけ1週間前には配合肥料(8ー8ー8)など100g/m2を混ぜ込み、畝をつくります。パプリカは低温に弱いため、マルチフィルムを張り、地温を上げると生育初期の活着がよくなります。
・植えつけ/高温を好む作物です。特に定植時の湿気に気をつけましょう。関東地方でも4月下旬以降が推奨。低温期に定植する場合は、苗カバーなどで保温に努めましょう。畑の場合、株間50cm以上とします。植えつけ直後は細めの仮支柱を立てます。植えつけ直後は細めの仮支柱を、完全に活着するころには 1mほどの太くて丈夫な本支柱を立てます。誘引ヒモは「8の字」に茎と支柱の間にゆとりをもたせて結びます。生長とともにこまめに結んでください。
<コンテナ・プランターの場合>
土の容量が15リットル以上の大きめの鉢を選びます。日当たりのよい場所に置きましょう。「本気野菜の土」など、野菜用培養土を選びます。入れる量はウォータースペースを残し、8~9分目程度にしておきます。
・わき芽かき/一番花が咲いてきたら自然に分枝を始め、その後も着果ごとに分枝していきます。主枝を支柱に誘引すれば、その後はそのままで大丈夫です。一番花より下にある小さなわき芽は、取り除くようにしましょう。分枝した枝先に多く果実が実るころ、補助的にヒモで誘引すると枝折れを防ぐことができます。
・摘果/摘果は特に必要ありませんが、株の生長を促進させるため、一番果は早めに収穫しましょう。
・追肥/一番花が咲いてくるころ、最初の追肥をします(畝の両側に1株あたり、配合肥料50g程度すき込みます)。パプリカは比較的肥料を好みますので、その後は約3週間おきを目安に適宜追肥します。
・収穫/甘ししとうは10~18cm。枝を傷めないよう必ずハサミを使いましょう。若い緑果実を利用することも、赤くした完熟果実を利用することもでき、両方お楽しみいただけます。
※甘ししとうは栽培環境により稀に辛味が生じることがあります。
辛いトウガラシのそばで栽培した時、開花期のストレス(極端な高温や低温等)が発生し、正常に種子が結実できず果実が肥大した場合 等
調理利用にあたっては、少量ずつ試し、辛さをご確認の上、ご利用ください。
・摘芯/特に摘芯は必要ありませんが、栽培後半に株が乱れてきたら、適宜整枝します。
※果重、収穫数については保証するものではありません。日当たりのよい畑栽培での目安です。栽培する環境により変動します。
写真は成長時(開花時)のイメージですが、お届けの際はまだ苗ですので、ご了承ください。
お届け時の苗姿は個体差があります。表示の写真と異なることがありますので、ご了承ください。
※写真はイメージです。