芝の種：クリーピングベントグラス・クリスタル(Nコート)0.5kg

葉色はやや青みがかった緑色で、葉のキメは中程度、特に冬期の緑度保持に優れる寒地型芝草。地上ほふく茎を有し、被覆密度が高く、雑草が侵入しにくい。比較的耐暑性に優れ、ルートマットをつくりにくく、夏場でも密度を維持。ダラースポット・紅色雪腐病・ブラウンパッチなど各種病害の抵抗性に優れる。耐寒性にも優れ、ティフ・ブレアの生育できない冷涼地や、秋まきでの利用が可能。

播種量：20g/平方メートル
播種期：中間地3-5月、9-10月/冷涼地5-8月（冷涼地の畦畔方面は8月下旬-9月中旬）
草丈：15-20cm

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※写真はイメージです。

播種方法：
種子は極めて小さいので、ゼオライトなどと混合すると均一に播種できる。種子の発芽には、土壌温度が18℃以上あるとよい。発芽するまでかん水は頻繁に行う。この時、種子が低い場所に集まらないようにする。
オーバーシードおよびインターシードの場合、ベースの芝生にバーチカルモアをかけたり、エアレーションした後に行う。インターシードの適期は春または秋。ベースをエアレーションした孔（直径4.8mm以内）に目砂を入れ、まきムラが出ないよう、種子はタテ・ヨコ・ナナメの方向からまく。その後、ブラッシングをして種子を孔の中にすり込む。
ウインターオーバーシーディングとして休眠中のコウライシバに行う場合、エアレーションやバーチカルの前にレーキや強い低刈りを行うと種子が土壌に密着しやすい。

管理方法：
(1)刈り込み
播種後30日か草丈が25mmの時に6.4mmの高さで行う。以下、60日目に4.8mm、90日目に3.2mmの高さにもっていく。
(2)かん水
圃場の能力を超えてグリーンに水がたまってきたら、すぐにかん水をやめる。クリスタルは、従来の品種に比べて水の要求量が少ない。
(3)施肥
クリスタルの定着後、可溶性チッソを成分量で10～20g/平方メートル（年間）施す。
(4)目土
目土は2週間から1ヶ月に1度行う。
(5)エアレーション
春と秋に、直径6.4mmのソリッドタインで行う。ブラッシングやすり込みの実施は、芝がマット状になるのを防ぎ、プレイヤーの好むパッティングクオリティを維持することができる。