栽培ガイド

最終更新日:2024/05/09

ブルーベリー フクベリー

    品種特性

  • ラビットアイ系超晩生種
  • 果皮が薄く大果
  • 糖度が高く、収穫後の日持ち性に優れる
  • 樹勢旺盛(開張性)、長期間収穫可能、極めて多収
  • 加工適性に優れる
  • 収穫期:8月中旬~10月中旬

★大粒で多収の果実


青く色づいてから1週間後が完熟の収穫適期です♪果房の一部から徐々に熟します。 今までの品種には無い長期間の収穫と収量を誇り、園芸ガイド2008年2月号で紹介された有望品種です。ラビットアイ系の早生種が7月、中生種が8から9月にかけて収穫になりますが、フクベリーは8月中旬から10月まで収穫が可能です。品種を組み合わせることで長期間収穫が可能になります。

他品種のブルーベリーはこちらへ


フクベリー着果画像


★開張性で旺盛な樹勢


樹形は開張性、樹勢は旺盛で、枝もたわわに着果します。 フクベリーの花画像6

フクベリー樹勢画像


フクベリー栽培ポイント


強酸性土壌が必要


pH4.0 ピートモスが最適です。

水涸れに注意


新梢のしおれは水不足のサインです。
すぐに水やりを。

排水が大切、根には酸素を


水田や粘土質土壌では植え穴に水が溜まり、
根が酸欠状態で枯れることがあるので
排水溝を掘るか高うねにして植えつけることが大切

自家不和合性


フクベリーの花には、おしべも、めしべもありますが、特にラビットアイブルーベリーは自家不和合性が強く、他家受粉でないと結実しないので、受粉のためにはラビットアイの多品種が必要です。受粉は蜂にお任せ。 受粉樹はティフブルーがおすすめです。

フクベリーの収穫果実画像6


樹勢を見て追肥を


ブルーベリーはアンモニア態チッソを好みます。
速効性の硫安は追肥に有効です。ただし、やり過ぎると枯れてしまうので注意してください。有機質肥料では油粕、骨粉が効果的です。

雑草対策も忘れずに


ブルーベリーは浅根性のため草の根と競合するので除草は早めに、防草シートやバーク堆肥のマルチによる雑草対策は効果的です。