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鉢植えカーネーションのお手入れ

大輪の品種は1年草なので、残念ながら花が終わったらおわりですが、鉢植えに多いミニカーネーションは四季咲きの多年草なので、上手に管理すれば長い間楽しむことができます。

好日植物なので、よく日の当たる場所で管理します。室内のガラス越しの光は紫外線を通さないので、光合成が十分にできません。できれば、日中在宅の間は窓を開け、晴れた日には戸外に出して十分直射日光にあてるようにしましょう。

また、購入時に咲いていた花が一段落したら、なるべく早くひとまわり大きな鉢に植え替えます。植え替えは市販の培養土で大丈夫です。元の鉢からすっぽりと抜いて、そのまま根元の土をくずさずに植え替えましょう。

水遣りは鉢土の表面がかわいたらたっぷりと、それから開花中は肥料も月に1度与えます。
咲き終わった花は花茎の途中から切り戻しますが、茎の下の方の葉のところにわき芽が出るので、それを残して切り取ります。こうすると、この芽からまた次の花が咲きます。

カーネーションは挿し芽で簡単に株をふやすことができます。元気なうちなら切り花のものでもできますよ。わき芽をとって、1~2時間コップに水を入れた中にさして吸水させ、バーミキュライトや鹿沼土を入れた鉢に穴をあけて芽をさしこみます。日陰で乾かないように管理すると2週間ほどで根がでますので、1本ずつ鉢に植え替えます。