栽培ガイド

ジャカランダの栽培方法

ブラジル南部原産の半耐寒性落葉高木です。レースのような繊細な羽状複葉をもち、観葉植物として人気です。花は薄紫色で、原産国では日本の桜のように、花のあとに葉が展開します。鉢植えにして冬季は室内で鑑賞しますが、暖地では少し防寒すれば露地植えも可能で、大きく成長するとたくさん花をつけ、開花時にはみごとです。
観葉植物として出回る挿し木や実生のものを露地植えにした場合は開花開始までに10年以上の年月がかかります。開花実績のある枝を切って接木にした株では、3~4年後から開花し始めます。

タイプ:ノウゼンカズラ科の半耐寒性落葉高木
耐寒性:マイナス5度まで
樹高:1~15m
栽培方法:
日当たりの良い場所で育ててください。苗木のうちは鉢植えで育てます。春から秋は水をたっぷり与え、冬の落葉期は乾燥気味に管理します。肥料は春から秋の成長期に緩効性化成肥料を2ヶ月に1回程度施します。幹が直径3cm以上になれば暖地での庭植えもできます。暖地以外では鉢植えのまま育て、室内で冬越しさせます。低温にあてなければ落葉しませんが、花もつきません。冬季はある程度の寒さ(東京都内での開花実績をもとに、0~5度で3週間以上の寒さに当てる必要があると推測されます)に当ててください。