栽培ガイド

最終更新日:2024/04/01

カゴメのトマトの育て方(非芯止まり品種・鉢・プランター 栽培の場合)-KAGOME-

<カゴメの主な品種>
・こあまちゃん(R)
・こあまちゃん(R)サマー
・こあまちゃん(R)オレンジ
・ぷるるん(R)
・ぷるるん(R)ミディ
・あまたん(R)
・高リコピントマト
・あの夏のトマト
※トマトは、その枝ぶりから、大きく分けて、非芯止まりタイプと芯止まりタイプに分けられます。
非芯止まりは、摘芯をしない限り伸び続けるタイプのトマトで、一般的に栽培されているのはこちらのトマトです。

<植える準備>
・15リットル以上の培養土が入る鉢やプランターを準備します(汚れていない容器をご用意ください)。
・植え付け前に土に入れる、初期生育のための肥料を「元肥」といいます。
・容器に鉢底石を敷き、市販の元肥入り培養土をフチより低い位置まで入れます。
※ミニトマトは、「KAGOME そのまま育てるトマトの土」なら、袋にそのまま植え付けるだけで栽培が始められます。中玉・大玉トマトに使用すると、栽培条件により尻腐れ症が発生する可能性があります。

<植える時期>
霜の心配がなくなり、夜の最低気温が10℃を超えれば栽培は可能ですが13℃以上になる時期がお勧めです。

<植え付け>
苗を植え付ける約2時間前を目安にたっぷり水を与えます。
ポットから土を崩さないようにやさしく苗を取り出し1鉢に1苗を植え、たっぷり水を与えます。

<水やり>
・土の表面が乾いてきたら、(できるだけ朝に)たっぷり水を与えてください。(夏場なら朝昼2回)
・土の表面が乾いたらあげるのを目安で、栽培初期は 1日朝1回から徐々に増やして2回(朝、昼)、トマト果実が大きくなった暑い晴天日で1日3回(朝、昼、午後)が目安です
・1回の量は、水やりの後 プランター、鉢の下から余剰の水が出るくらいたっぷり与えます。
・根が傷むのでできるだけ夕方・夜間の水やりは避けましょう。
・葉にかからないように根元に水を与えます。
【注意】トマトを甘くする栽培方法の1つに水やりを控えめにする「節水栽培」がありますが、家庭菜園、特に鉢・プランター栽培ではおすすめしません。注意深く緻密な水分管理が必要で、尻腐れ症等の生理障害が出やすい、枯らしてしまうなどのデメリットもあり、プロでも難しい栽培方法です。

<支柱立て・誘引>
・支柱は1苗1本仕立ての場合1本立てます(2本仕立ての場合は2本)背丈90-180cmまで伸びること、鉢に挿す分を考えて180~210cm程度の支柱を用意して立てます。
・3-4本の支柱を円形に立てて、外側に枝をぐるぐると巻き付ける「行灯式」なら低めの支柱でも長い枝を支えることができます。
土に刺すときに、根を傷つけないよう、株元から少し離して刺すとよいでしょう。
・麻ひもなどで、トマトの茎が倒れないように、茎と支柱を結びます。支柱側はしっかり、茎側は多少遊びが出るようにゆるめにし、8の字に結びます。
・生長に合わせて、数か所結ぶようにします。この作業を「誘引」といいます。

<芽かき>
・わき芽が指でつまめる様になったら5cmくらいまでの間に摘み取ります。
・花房の下のわき芽はすぐに大きくなるので、早く摘み取るようにします。
・良く晴れた日に行いましょう。
※芽かきとは苗は生長すると茎と葉の付け根部分から新芽が出てきます。これを「わき芽」といい、わき芽を除去する作業を「芽かき」といいます。

<受粉>
・トマトは自家受粉します。
・たくさんの実がなるように花が十分に開いたら花房を指で軽くはじくようにして、受粉・着果を促します。
畑植えのトマトは、風により花房が揺れて自家受粉します。
・開花している3-4日の間に受粉すると1週間くらいで小豆大の実がつきはじめます。

<追肥>
・不足してきた栄養分を生育の途中で補うことを、「追肥」といいます。
一般的には、第1段花房の着果から2~3週に1度の割合で追肥をしてください。園芸用液体肥料を規定倍率に薄めたものを与えるか、化成肥料の規定量を根元に与えてください。

※「KAGOME そのまま育てるトマトの土」でミニトマトを栽培する場合は、第5段花房着果までは追肥は不要です。

<摘芯>
茎が支柱の高さに達したら、最後に実を着けたい花房の上の葉2枚を残して、新しい葉が展開する芽(生長点)を摘み取り、伸長を止めます。これを「摘芯」といいます。

<収穫>
品種それぞれの濃い色になったら収穫時です。たくさんの実を着けたままにしているとトマトの樹に負担がかかりますので、熟れたものから順番に収穫していきましょう。