栽培ガイド

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4月の芝生のお手入れ

○コウライシバの張りつけはもう終わりましたか

3月から4月にかけてが、シバ張りにちょうどよい季節です。今年は暖かなのでまだなら大急ぎで…。
3月に詳しくのせましたけれど、おさらいのつもりでポイントだけ。
・植えつけ場所は、日当たりがよくて水はけがよいこと。
・イキのよい元気な苗を選びましょう。
・シバを張る場所を、20~30cmの深さまでよく耕しましょう。
やせた土地なら緩効性肥料をまぜておきます(1㎡あたり100gほど)
・平らに張ることが大切。「目地張り」が経済的です。
・ソッド(土付きの板状のシバの苗)を踏み固め、地面と密着させます。
・ソッドとソッドのすき間に土をしっかり詰めこみます。
・目土かけをします。
3ミリ目以下のふるいで土をふるいながら、シバの葉先が隠れない程度に土をかけます。全体が均等に平らになるようにならします。
・もう一度、しっかり踏み固めます。
・水浸し、になるくらいたっぷりと、2、3回潅水します。


○傷んだ部分を張り替えましょう

作業は3~5月の間に。やり方は新しく植えつけるのと大差ありません。一部だけが傷むのは、その部分だけ、生育条件が悪いということです。原因は何なのかを突き止めましょう。
張り替えをするときに、薬剤を散布したり、砂を入れて水はけをよくするなど、必要な対策をわすれずに。


○目土をいれて、春からの生育に備えましょう

植えつけて1年以上たった芝生には毎年1回、4月はじめに栄養分に富んだ用土(目土)をシバに薄くかけてやると、芝生が密にしあがります。
目土を入れる前にローンスパイクという道具で、芝生全体に穴をあけます。目土をかけるやり方はシバの張り方のところをご覧ください。


○雑草抜きをしっかりと    

気温が上がってなたね梅雨で雨がよく降るようになると、シバは急に生長をはじめます。みるみる緑が広がっていく様子に心踊る思いですが、同時に雑草も活動開始…。庭にはできるだけ薬剤を使わないようにしたいもの。そのためには、手におえなくなる前に雑草と見たらすぐに抜き取ること。それも、鎌の先などを使って掘り起こし、根こそぎ、確実に抜いてしまうことです。ほふく茎で広がるシロツメクサや根の深いタンポポなどは、とくに注意が必要です。


○日本シバへ肥料を    

日本シバは西洋シバより少し遅れて生育をはじめます。肥料は年3回、4、6、8月に施します。
まきやすくて、肥料あたりをおこしにくい芝生専用の化成肥料がよいでしょう。なければ、チッソ・リン酸・カリが同比の化成肥料でもかまいません。1㎡あたり40~50g(一握り大)程度を、均等になるようまきます。肥料は多すぎると雑草や病虫害が多くなり、耐寒性を弱めることにもなりますから、少な目を心がけてください。