栽培ガイド

観葉植物の植え替え



寒暖を繰り返した春先の気候が安定してきたら、観葉植物の植え替え適期です。密生して鉢がいっぱいになってしまったり、鉢底穴から根が出てきたり、あるいは成長が鈍って葉のつやがなくなったりしてきたら植え替えが必要なシグナル。
これまでより一回り大きな鉢と、鉢底土、植え替え用土を用意して作業しましょう。
用土は水はけよいものがいいので、赤玉土3、川砂3、ピートモス4の割合で配合します。
または、観葉植物用に配合された培養土が便利です。

鉢から抜いて、根をやさしくほぐして枯れた根を取り除きます。古い土は少し落とし、根元の枯れた葉なども取り除きます。
鉢底から出てしまった根や根づまりして鉢の内側をぐるっと回ってしまったような根はカットします。
新しい鉢に鉢底石を入れ、培養土を入れた上に根を広げるようにして植え付けます。アンスリウムやスパシフィラムなど、株分けができるものはこの機会に2つから3つに根元を分けてそれぞれ前と同じ大きさの鉢に別々に植え替えます。
植え替え後はたっぷりと水をやり、しばらくは室内で風に当てないように管理してください。
根がついてまた成長を始めたら、できれば初秋までは戸外に出してあげましょう。
そうすると本当によく成長して、葉もつやつやになりますよ。
品種により日陰を好むものと日向を好むものがありますので、置き場所は品種特性にあわせてください。