栽培ガイド

バーベナ:タピアン(防草シリーズ)  -SUNTORY FLOWERS-


高い成長力で雑草に先駆けて咲き広がるので、一面を美しく彩り、雑草防止に役立ちます。
鉢植えカラグランドカバーまで、オールマイティ。




タイプ:クマツヅラ科バーベナ属の多年草
植え付け株数目安 :丸鉢プランター:1-3株/30cm、横長プランター:2-3株/65cm、ハンギング:1-3株/30cm、地植え:4-6株/1平方メートル
置き場所:半日以上、直射日光の当たる屋外
水やり:土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと
肥料:置肥、液肥を適宜
摘芯:必要
切り戻し:必要
夏越し:可能
冬越し:可能(寒冷地を除く)

パープリッシュホワイト: 優しい花色が人気。枝が良く伸び、グランドカバーに最適。
バイオレット:濃い紫の花房。秀逸な株張。
ローズ:鮮やかな赤紅色。開花が早く、コンパクトにまとまる。
ラベンダー:優しい赤紫色。開花が早く、コンパクト。


<置き場所>直射日光を好みます。
・直射日光を好みますので、日当たりの良い屋外で管理してください。

<水やり>土が乾いているのを確認してから、たっぷりと与えましょう。
鉢土が乾いたらたっぷり水を与えてください。花や葉に直接水をかけると、株が傷んだり、蒸れや病気などの原因になります
ので、株元から水やりしてください。

<肥料>定期的に与えましょう。
・肥料を準備しましょう。花をたくさん咲かせるためには欠かせません。植込み時には直径30cmのプランターに置き肥として元肥を5粒混ぜ込みましょう。
・追肥は植え込み後1週間くらい経ってから、市販の液肥を週1~2回のペースで定期的に欠かさずやってください。
※お手持ちの肥料に記載されている肥料の使用方法、濃度、頻度を参考にしてください。

<摘芯>植え込み2~3週間後 最初のピンチ(枝先摘み)
・間延びしてきた枝先を軽く刈り込みます。目安は、鉢の外に延びた枝を鉢のまわりに沿って刈り込むことです。
・植え込み直後にポリポットからはみ出ている枝葉をまず刈り込んでもかまいませんし、2~3週間のうちにこまめに枝先を摘んでもかまいません。
・こうすることによって、分枝が促進されて枝数が増え、将来花芽を沢山付けることになります。花が咲いていても、花芽があっても可哀相ですが思いきって切ってください。
・但し枝先を摘み取る際には、株元に葉があることを確認してから行ってください。葉のつけね部分から新しい芽が出てきます。
・あとは、日当り・水やり・肥料やりをきちんと行い、病害虫に注意すればOK。1ヶ月から1ヶ月半で満開になります。タピアンの場合、特にエカキムシやアブラムシ、オンシツコナジラミなどにご注意ください。適正な園芸薬剤で予防と防除をお願いします。

<満開時>植え込み後 約1か月半
・摘芯をしたことで枝数も増え、たくさんの可憐な小花が咲きました。
・日常管理に「花殻摘み」を加えてください。こまめにやることが大切です。
・また、梅雨時は天候も不順で台風もよく襲来します。マンション高層階のベランダなどでは特に激しい風雨に気をつけてください。
・こうした管理を怠らず、暫く花を楽しみましょう。枝先にしか花がつかず株元の花が少なくなったり、全体に花数が寂しくなったら、今度は大胆な切り戻しを行う準備です。

<切戻し>植え込み後約2ヶ月半 大胆な切戻し
・枝も延びてふんわりとハンギングしていますが、株元の花が寂しくなってきました。思い切って切り戻しを行いましょう。
・株元から15cmくらいを残して、大胆に切り戻してください。鉢の回りに沿って行うのが目安です。またこの時、必ず株元に葉があることを確認したうえで切り戻しを行ってください。
・切り戻したタイミングで、追肥として元肥を5粒置きましょう。
・こんなにすっきりとしました。再び枝が伸び、花が咲くまでの間、しばらく待ちましょう。もちろん、日当り・水やり・肥料やりはきちんと行ってください。特に肥料は切らさずにきちんとあげましょう。

<再び満開>切り戻し後 約1ヶ月半
・より形よくボリューム感にあふれて再び満開になりました。しばらくしてまた株元に花数が少なくなったり過繁茂になったら、切り戻してください。秋までお楽しみいただけます。

<冬越し>タピアンは関東以西の温暖な地域では冬越し可能です。
・秋が過ぎ花が終ったら短く刈り込み、霜にあたらない日当りの良い場所で管理してください。
・水やりは回数を減らし、肥料は特に必要ありません。
・最低気温が氷点下になると地上部の葉は少なくなり枯れたように見えますが、春になって暖かくなると新芽がでてきます。
・春になり新芽が吹いたら一回り大き目の鉢に植え替え、元肥をほどこしてください。

<ポイント>病気に強いので、花壇植えにもおすすめ!
・うどんこ病にも強く、梅雨時期も乗り切る丈夫なバーベナなので、花壇植えやグランドカバーにもおすすめです。

■雑草を上回る高い成長力。畝まわりの雑草繁茂を抑えます。
速やかに拡がる「タピアン」だからこそできる防草能力。
雑草種子の発芽、生長を上回る成長力で、占有していきます。

地植え(防草対策・グランドカバー)の場合

<植え付け>
植え付け株数目安(地植え:4~6株/1平方メートル)
草花用培養土などの新しい土を使用してください。

<摘芯(ピンチ)>
基本的に摘芯をする必要はありません。
株をリフレッシュしたい場合は枝が伸びた先で節から根が出て広がっていくので、株元と伸びた先端の間にスコップを挿して茎を切ることで、ピンチと同様の効果が得られます。

<肥料(追肥)>
植え付け時に土に含まれていた肥料は、徐々に効き目がなくなっていきます。花をたくさん咲かせるために、追肥として肥料を定期的に与えます。
粒状の固形肥料をまくか、液肥を週に一回程度与えると良いでしょう。
※お手持ちの肥料に記載されている肥料の使用方法、濃度、頻度を参考にしてください。

<冬越し>
地植えでも温暖な地域であれば冬越しは可能です。最低気温が氷点下になると地上部の葉は少なくなり枯れたように見えますが、春になって暖かくなると新芽がでてきます。
冬の間は特に何もする必要はありません。新芽が出てきたら、施肥を再開してください。

※タピアン無し
雑草が一斉に生長。トマトの株周りにも大量に発生。


※タピアンあり
「タピアン」が地上部を占有。雑草へ光を与えず、繁茂を許しません。



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