レーマニア：クラウチングタイガー11cmポット

レーマニアは、中国原産の多年草で別名チャイニーズフォックスグローブとも呼ばれている珍しい園芸品種です。多年草でありながら、耐暑性にも耐寒性にも優れており、ジギタリスに似た釣鐘状の花を春から秋まで長い間咲かせます。「開花期が長く花付きの良さを求めるのであれば一年草！」という植物界の常識を覆す花付きがたいへんよい宿根草です。花茎の節間がつまったコンパクトな草姿に、光沢のある濃い緑色の葉も魅力です。冬の寒さにしっかり当てることで翌年たくさんの花を咲かせます。

クラウチングタイガーは、花の喉奥を金色の虎のように輝かせ、白の基調色とのグラデーションが美しい品種です。冬の寒さが和らぐと、頑丈な花の穂が葉の上に上がり、クリスマスツリーを彷彿とさせるような株姿を見せます。

学名：Rehmannia hybrid
タイプ：ハマウツボ科レーマンニア属の耐寒性宿根草　
草丈：35cm
株張：45cm
開花期：春～秋
用途：花壇、鉢植え、プランター
日照：日なた～半日陰
耐寒性：マイナス10度

栽培方法：
1日中日光のよくあたる場所か午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所に植えてください。夏には直射日光を避けた涼しい場所で育ててください。冬には8週間以上低温にあてることで、翌春の開花を促進します。
植えつけ時に元肥を十分に施し、オルトラン等の粒剤を撒いておきましょう。苗は、初めは二回り大きな15cm～20cm位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30cm前後の鉢に植え替えましょう。
常に土を適度に湿らせておく必要があります。土の渇きに注意し、頻度を高めにたっぷり水をあげてください。湿り気のある土壌を好みますが、水に浸かったままにしておくと根の病気になるため、浸水は避けてください。葉の上から水やりをすると、ポトリチス病に感染する可能性があるため、鉢の土に水やりするようにしてください。
植えつけ時に元肥を十分に施した後、開花期は、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1、000～2、000倍)を1〜2週間に1～2回程度あげてください。肥料をたくさんあげて土壌の酸度が上がると、鉄欠乏症の生理障害が発生し、葉が黄色になったり色が薄くなる可能性があります。害虫の心配はほとんどありません。
花が咲き終わったら、花茎を切り取ってください。
冬はしっかりと低温にあててください。

11cmポット入りです。
写真は成長時（開花時）のイメージですが、お届けの際は苗の状態です。