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クリスマスを彩る植物

クリスマスを彩る植物についてのいろいろをご紹介しましょう。

ゴールドクレスト



クリスマスツリーの代わりに小さなゴールドクレストに飾り付けをしてお部屋の中で楽しむという方も増えてきたようですね。市販でも小さくてかわいいオーナメントは多数販売されていますが、今年は手近なもので、オリジナルオーナメントを作ってみませんか?
意外にシックでノスタルジックな感じに仕上がるのが、八角・シナモンスティック・落花生などの素材。シナモンスティックには赤いリボンを巻いて。落花生はそのまま糸に吊るせばナチュラルに。ペイントしたり、小さな小さなマフラーを編んでくびれの部分に巻きつけてあげればとってもキュートに!
また松ぼっくりやどんぐりももちろん合います。小さめの落ち葉を数枚束ねて吊るしてみるのもかわいいものです。ただし、どんぐりや落ち葉を拾ってくる時は、よく乾燥させ、虫などがついていないか確認しましょう。暖かいお部屋の中で突然虫が発生!なんて、せっかくのクリスマス気分が台無しですからね。


反対にキュートでポップな感じに仕上げたいなら、子供のお菓子などについているおまけのおもちゃ。大きさもちょうどよくチープな感じが、かえってかわいさをひきたたせます。
何か手近な小さなものを、かわいい包装紙で包み、かわいいリボンをかければ立派なオーナメントになります。
そしてふわふわの毛糸を雪に見立てて、ツリーの上にふわっと巻きつければできあがりです。
また、ゴールドクレストは、もみやトウヒに比べると黄色味の強い色合いなので、はっきりした赤い色のリボンや飾りはとても目だって引き立ちます。ナチュラルシックな飾りつけの時でも、鷹の爪(乾燥赤トウガラシ)を飾り付けると、ポイントとしてひきたちます。


さてこのゴールドクレストですが、とても日光を必要とする木です。室内では、レースのカーテンごしに日が当たる窓辺に置き、春から秋は戸外に出してしっかり日に当てましょう。
また水枯れには非常に弱いので要注意。水が足りなくなると、下の方の葉から茶色く変色し、落ちてしまいます。土の表面が乾いたらすぐに水遣りをしてください。特に冬場暖かい室内は乾燥しやすいので、こまめにチェックしましょう。毎日、葉全体に霧吹きで水をかけると乾燥防止にもなり、ほこりもとれてきれいに保てます。
一度飾り付けをしたものは、なかなか水遣りも大変ですが、クリスマス後も寄せ植えのシンボルツリーとして活躍できますので、がんばって大切に管理してあげてください。


ポインセチア


寄せ植えといえば、ゴールドクレストとポインセチアの寄せ植えも、クリスマスらしくて素敵ですね。しかし、植え替えたらポインセチアだけ枯れてしまったという話を良く聞きます。実は花のように見える苞(ほう)が赤く色づいている時に根を触ると、ポインセチアは傷みやすいのです。寄せ植えなどにしたい場合、苞が赤いうちはビニールポットのまま植え付けるようにしたほうが安全です。


このポインセチアはメキシコ原産で寒さが苦手。ゴールドクレストと一緒にお部屋の中の日当たりの良い場所で管理してあげましょう。
ただし、まだ色づいていないポインセチアの場合、苞を赤く色づかせるには、短日処理が必要です。日が短くなると赤く色づく性質を持っているので、いくら室内の電灯でも、夜間長く照らされていると色づきません。18時頃から翌朝9時頃迄は、ダンボールなどで覆って、室内灯からも完全に遮断しましょう。


トウガラシと月桂樹のリース


ゴールドクレストのツリーでは、オーナメントのポイントとなった赤トウガラシですが、これでリースを作っても素敵です。
針に糸を通したものや針金でトウガラシの付け根を順に挿し、円形にしてリースを作ります。そのままでも、リボンを少し飾ってもかわいいです。ベイリーフ(月桂樹)と組み合わせてもきれいですよ。
幸運にもおうちでトウガラシや月桂樹を育てていらっしゃる方は、どちらもよく乾燥させてから使ってください。 トウガラシは実が真っ赤に熟すまでそのままにしておいて、根元を刈り取って逆さに吊るして乾燥させます。 月桂樹は、なるべく濃い色の葉を選び、2~3日乾かして使います。
クリスマスが終わったら、サッと拭いてお料理に。なんとも便利で重宝なクリスマスリースですね。