栽培ガイド

ゴールドクレストの管理方法

コニファーの中でも最も親しまれているのがゴールドクレスト。鉢植え、寄せ植えに人気です。でも何度買っても枯れてしまう、という方は多いですね。ゴールドクレストはオランダで改良された、モントレー糸杉の仲間です。観葉植物として流通しますが、本来はとても日光を必要とする木です。ある程度耐寒性がありますので、一般地~暖地なら冬も戸外で大丈夫です。春から秋は戸外に出してしっかり日に当て、冬に室内に取り込む場合も、レースのカーテンごしに日が当たる窓辺に置きましょう。

水枯れには非常に弱いので、枯れるのはほとんどの場合水切れが原因です。水不足になると下の方の葉から茶色く変色して枯れ落ちます。土の表面が乾いたらすぐに水遣りをしてください。特に冬場暖かい室内は乾燥しやすいので、こまめにチェックしましょう。毎日、葉全体に霧吹きで水をかけると乾燥防止にもなり、ほこりもとれてきれいに保てます。

肥料は2ヶ月に1回、固形肥料を置肥します。また、市販のものは小さめの鉢に植えられていることが多いので、購入したら最初の春か秋に一回り大きな鉢に植え替えをします。土は赤玉土と腐葉土を7:3くらいにします。その後も年1度のペースで鉢替えをします。

枝の伸び方がまちまちで姿が乱れている場合は、春~秋の間に剪定します。金気に弱く葉をハサミで切ると茶色く変色してしまうので、葉をよけて枝を切るか、または指でちぎるようにします。
購入の際は鉢を回して形良く育っているものを選ぶようにします。幹がゆがんでいる場合は、両手で少したわめて形を整えなおせば真っ直ぐになります。

お庭に直接植えることもできるのですが、なぜか日本の環境では年数を経てある程度大きくなると突然枯れてしまいます。枯れたらまた植えなおすもの、と割り切って育てるほうがよいようです。