栽培ガイド

ガーデンデザイナーさんおすすめのグランドカバー

秋から冬にかけて、花壇の草花が少なくなる頃は、思い切った模様替えに最適な季節。グランドカバーの植え替えを考える方も多いかと思います。

一般的な品種はといえば、芝生、芝桜、リュウノヒゲ、ジャノヒゲ、笹…と名前が挙がります。でももうちょっと珍しいもので、かわいい花が咲いたり葉色がきれいなものはないかしら?
候補になりそうな品種はいろいろありますが、グランドカバーとなれば常緑、宿根性で這性であるうえに、ものすごく強健であることが必須条件です。
ここはやはり、プロの目で厳選されたものが一番。
そこで、造園業者さんやガーデンデザイナーさんが最近好んで使われるというおしゃれなグランドカバー品種をピックアップしてみます。

○ウツボグサ(セルフヒール)
日本の山野にも自生するウツボグサですが、園芸品種は花も大きくきれいです。ほふく性でびっしり地面を覆い、とてもおすすめ。

○コモンスピードウェル(薬用ベロニカ)
たいへん丈夫なグランドカバーで、手間がかかりません。小さな青い花もかわいい。

○カモミール(ダブルフラワーとノンフラワー)
ハーブとしてはポピュラーなカモミールですが、上記2種はグランドカバーとしても優秀な多年草品種です。よい香りはカモミールそのもの。若干蒸れに弱いので、年に2~3回、特に梅雨前に刈り込むのがコツ。

○オレガノ:ノートンズゴールド
金色葉の観賞用オレガノです。耐寒性がつよく、その上夏の高温期でもきれいな葉色を保ちます。

○リピアカネスケンス(イワダレソウ)
とても優れたグランドカバー。川の土手、田んぼのあぜなど、農業用にも利用されているそうです。

○ベロニカ:ゴールデントリハーン
明るい黄色の葉に、鮮やかなブルーの花。とても印象的な品種です。緑や紫葉のものと組み合わせるといっそう鮮やか。

○ビンカミノール
ビンカミノール(ペリウィンクル)には白花、紫花、斑入り紫種などがあり、どれも非常に強く、日陰でも育ちます。グランドカバーのほか、吊り鉢やロックガーデンにも似合います。

○ハナクルマバソウ(クルシアネラ・スティローサ)
ピンク色の小さな花がポンポン状に咲き、かわいい。耐寒性・耐暑性とも強く、地面を這うように広がります。蒸れに若干弱いので、排水のよい場所で。

上記の品種はいずれも、グランドカバーだけでなく花壇や鉢植えでも楽しめます。
ほかにサギゴケ、アークトセカ、リシマキア、セダム、アジュガなどもおすすめ。下記のケース販売のページに入っていますので、ご覧くださいね。