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1月の庭木のお手入れ



水やり:
地植えは特に必要ありません。
鉢植えは、空気の乾燥するこの季節うっかり放っておくと鉢の土が乾きすぎてしまいます。鉢土が乾いていたら暖かい日の午前中にたっぷり潅水しましょう。

肥料:
ボタン、ムクゲ、ウメ、サルスベリ、マユミなどに寒肥を施します。
肥料は乾燥鶏糞、油粕などの緩効性の有機質肥料です。
植え込みはところどころに深さ2~30cmの穴を掘り、単木は枝の先端の真下あたりに木を取巻くように同じくらいの穴を掘って、有機質肥料を埋め込みます。 
鉢植えは置き肥えにします。


植付けや移植のやりやすい時期です
イヌマキやサルスベリなど寒さに弱いものを除くと、厳冬期は針葉樹や落葉樹の植付けの適期です。ただし、寒風が強く当たるところは少し時期を外しましょう。
鉢植えは植替え後日溜りに置き、湿り気を保つように水やりに注意が必要です。


剪定、整枝をしましょう
マツはもみあげ(2年葉以上の葉を取り除くこと)の時期です。落葉樹は葉がないこの時期は枝振りがよく分かるので、剪定をして樹形を整えましょう。
ウメ,カエデ,サルスベリ、ナツツバキ、マユミ、ムクゲ、ユスラウメなど。
重なったり交差したりした枝、根元からのひこばえ、幹からの胴吹きは付け根から切り落とします。ただし、下部の枝を強剪定すると再生しないことがあるので、バランスを考えたり上部の枝も切るなどの注意が必要です。
太い枝を切った場合は切り口に保護剤を塗っておきます。


今がチャンス! 病虫害退治
この時期、病虫害はほとんど発生しません。だからといって放っておかず、休眠中の病原菌や虫を見つけて根絶し、春以降の病虫害発生を少なくしましょう。
枯れ枝、病気の跡のある枝は付け根から切り取り、枯れた株も処分します。
地上の落ち葉も忘れずに除去しましょう。
枝の分かれ目、樹皮の裂け目などに付いた卵やさなぎはへらなどでかき落としてつぶします。カイガラムシはブラシやたわしでこすり落とします。
この時期に石灰硫黄合剤を2~3週間に1度の割で2回程度散布しておくと、春以降、カイガラムシだけでなく多くの病虫害の発生をかなり予防できます。
みのむしはハサミで切り落とすか、枝ごと処分しましょう。
熱帯性の鉢植え花木(ブーゲンビレア、ハイビスカス、ジャスミン、ランタナなど)
一部を除き室内に取り込み、日当たりに置きますが、夜間は窓際を避けましょう。
水やりは表土が乾いてから2~3日してからと、少なめでよいのですが、暖房で室内が乾燥している場合は葉水を与えるなど,保湿に努めます。
肥料は不要です。
暖房が効いて暖かく乾燥した室内では、ハダニが発生しやすくなります。まめに換気をし、葉裏を濡れた布で拭いてやりましょう。