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秋植え球根のハイドロ(水耕)栽培

秋植え球根を室内で楽しむハイドロ栽培をご紹介します。

とっくり型の花器に水を入れてヒヤシンスの球根を載せて育てる水栽培。花が開くと部屋中によい香りがいっぱいになります。
ヒヤシンス以外の球根草花も、水栽培やハイドロ栽培にすれば部屋の中で楽しむことができます。ハイドロ栽培は、ハイドロボールなどを使う水栽培の一種。室内で育てる場合には、お掃除の時に入れ物ごと動かすことも多いので、草丈が低めの種類を選んだほうが安心です。定番のムスカリやクロッカスもぴったり。

植える際は、観葉植物用のハイドロボールをお好みの容器に入れたものを準備します。土を使わないので、虫もつきにくく、根腐れも防いでくれるので清潔。水が少なくなったら加えるだけでよいので、メンテナンスが楽です。

ハイドロボールの代わりに、きれいな色の石や、ビー玉などを使ってもよいです。透明な器を使って、花の色とのコントラストも計算すると、見た目がとても楽しい一品に。
たとえば、黒い石をぎっしり入れた花器に真っ白なクロッカス。すっかりおなじみで普段着イメージのクロッカスも、違った一面を見せてくれます。
また、小さな白い貝がらを入れた容器にさわやかな花色の球根を組み合わせても素敵です。白の花弁にブルーのストライプが入るプシキニア・リバノティカは可憐でぴったり。

さて、ではどんな器がよいでしょうか。ある程度の深さのある容器で、水もれしないものであれば、基本的にどんなものでも使えます。
外国製のジャムのびん。デザインがしゃれていて捨てられなかったものなどありませんか?ちょっとだけ欠けてしまったグラスやガラスの器。和風の器も使えます。

では、植えつけ方を簡単に。
容器にハイドロボールやビー玉、石などを入れます。容器の縁から1センチほど下まで。そして球根を載せます。
球根を載せたら、水を注ぎます。根が出るまでは球根のお尻に水がすれすれに当たるくらいの量をキープ。根が出てきたら、球根にはふれない高さで、根にあたるくらいの量に水を減らします。

球根はある程度の期間、寒さにあたらないと花芽をつけないものが多いです。室内用に植えつけたら、しばらく(12月ぐらいまでは)は、玄関やベランダなど、温度の低いところに置いておきましょう。
お好みの器や用土、球根を組み合わせて楽しんでくださいね。