栽培ガイド

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最終更新日:2024/03/18

春の準備

日いちにちと春めいてきました。種まきした苗も育ってきますが、室内まきの苗は徒長させないように注意しましょう。暖かくて日照が少ない室内だと、どうしても苗がひょろんと細長く育ってしまいます。
定植したときに倒れたり傷んだりしやすく、姿も悪くなります。
芽が出て大きくなってきたら日当たりのよい窓際において少し窓をあけ、なるべく外気に当てましょう。

関東以西の太平洋側では花壇への苗の植付けもできるようになります。
目安は強い霜がおりなくなったら。寒さに強いものから順に植え付けましょう。
パンジー、デージー、わすれなぐさ、キンセンカなどは強いので、少し北の方でも植え付けできます。
寒さにあたって葉が枯れたりしても、暖かくなれば復活してくれます。
また、鉢花のプリムラ類やシネラリア、ガーベラも、南向きの軒下など霜のあたらない場所なら外に出せます。アブラムシもつきにくくて管理が楽です。

花木や果樹の植付けも適期です。真冬よりも作業しやすいですね。
ただ、梅や桃などちょうど開花中のものはなるべく避けてください。

春植えの球根も3月から植付け開始。最初は寒さに強いグラジオラスやダリア、それからカラーやクルクマ、チグリジアなど。
グロリオサやサンダーソニアは4月ころが適期です。

スノードロップ、ムスカリ、クロッカスなど、球根草花が咲き始めます。
これらは、花後も葉が枯れるまで花壇や鉢で育てつづければ、球根が太って来年も花を咲かせてくれます。でも、花後数ヶ月も花壇や寄せ植えの目立つ場所を占領されるのも困りますよね。
花がらを摘んだ後に土を多めにつけて掘りあげ、邪魔にならない場所に植え替えておけば大丈夫です。