栽培ガイド

プリンセチア

輝くように美しいピンクの苞はまるでプリンセスのティアラ

存在感のある幅広の苞で美しいピンク色が映えます。苞の中心のサイアチア(花)が大きくなりにくくまた落ちにくいことが特徴です。コンパクトでしっかりとした草姿です。

ピンクホワイト
(日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2009「最優秀賞」受賞品種)


ホットピンク


ルージュ


プリンセチア

  • 分類:トウダイグサ科ユーフォルビア属
  • 学名:Euphorbia hybrid

特徴

  • 目に飛び込んでくるようなきれいな苞の色
  • サイアチア(花)が肥大しにくく落ちにくい
  • 苞や葉の幅が広く全体的にボリューム感があるコンパクトな草姿
  • 枝がしなやかなため折れにくい

置き場所

室内の10℃~25℃の場所で日当りの良い所が最も適し長持ちします。植物自体は5℃までは耐えますので10℃を多少下回っても大丈夫です。室外で楽しむ場合は最低気温に注意し、10℃を下回るようでしたら室内に入れて下さい。

水管理

水を頻繁にやりすぎると根腐れなどをおこし枯れる原因となります。土の表面が湿っている場合は水やりを控え、土の表面が乾いたらたっぷりとやってください。葉が垂れてしまうほど乾かしてしまうと、下葉が黄化して落ちてしまうので気をつけてください。

肥料

苞が色づいている間は特にやる必要はありません。

次年度も楽しむには・・・?

プリンセチアは短日植物です。室内灯や街灯などの人工灯に影響されない自然日長下でしたら11月下旬~12月上旬頃に色づきます。人工灯に影響されてしまう場所でしたらダンボールなどをかぶせ短日処理を行うことで色づかせることができます。

10月~12月に購入した株の場合

  • 上手に管理すれば、ほど購入時の姿で春まで楽しむことができます。
  • 日が長くなり暖かくなると新芽が吹き始めます。しばらくは放っておき、5月~6月頃に各枝を枝分かれしている部分から5cm程度のところまで一度切り戻してください。
  • その時にふたまわりくらい大きな鉢に植え替えてください。用土は水はけがよくなるべく良いものを使ってください。雑菌の多い土は根腐れの原因となる可能性が高くなります。
  • 植え替え2~3週間後から10月いっぱいまで定期的に液肥を与えてください。
  • 7月下旬~8月上旬頃に樹形を整えるように各枝を摘心してください。
  • 人工灯に影響されない場所でしたら11月下旬~12月上旬頃色づきます。人工灯のある場所でしたら9月下旬頃から毎日かかさず夕方5時頃から朝8時頃までダンボールをかぶせるなどして光を完全に遮り、暗くすることを約2ヶ月間続けますと色づかせることができます。
  • 色づくまでの間15℃を下回らないようにするとよりきれいに仕上がります。温度が低くなると苞が小さくなったり、色づきが遅れたりします。

春に購入した株の場合

  • 上記の7月下旬の樹形を整える各枝の摘心から同じ作業を行ってください。
  • その際にひとまわりくらい大きな鉢に植え替えてください。