栽培ガイド

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3月の草花のお手入れ

○霜よけより太陽を

3月も中旬になると気温が高くなり、新しい活動が始まります。室内に入れていた鉢植えも太陽を待ち望んでいます。霜の当たらない日当たりに出してやりましょう。ただ、室内でぬくぬくしていただけに急な冷えには弱いので、気象予報をよく聞き、冷え込みそうだったら取りこむのを忘れずに。


○鉢植えは水やりに注意、施肥の必要なものも

気温が上がり活動が始まるとそれに合わせた水やりが必要になります。「鉢土の表面が乾いたらたっぷりと、鉢底穴から水が流れ出るまで」という、春の水やり態勢に入ってください。

花の咲いているもの(プリムラ類など)はもちろん、ベゴニア・センパフローレンスなどにも下旬になれば施肥をします。花期の長いものには緩効性化成肥料が適しますが、シャコバサボテンなどは速効性の液体肥料の方が適します。


○お彼岸頃から宿根草は株分け、鉢植えは植え替えを

宿根草は、庭植えにすれば冬に枯れても春になれば芽が出てきます。不精者にもってこいですが、ヒメヒマワリなど生育の旺盛なものは3、4年たてば、株が老化して生育が悪くなるものです。
鉢植えではもっと早く根詰まりを起こします。

そこで、株分けや植え替えが必要になるのです。増やすだけが目的で株分けするのではありません。鉢植えの場合の植え替えは、一回り大きな鉢に。大きすぎもいけません。
 
株分けは小さな芽が出てきたら株を掘り起こすか、鉢から取り出します。土を落として1株が3~5芽になるように、はさみで切り分けます。

ホオズキなど地下茎を伸ばすものは、大きな芽がついて根の多い地下茎を選び、芽が2つ以上付くようにして切り分けます。
傷んだ根や黄色くなった葉は取り除き、腐葉土を混ぜ水はけのよい用土や場所に植え替えましょう。


○春の花壇の花苗を準備しましょう

土の準備はできていますね。今年の春花壇のプランはすんでいますか。

昨年秋タネをまいた人もあるでしょう。でも、春に苗を買って植えつけても遅くはありません。冬の間別の花を楽しんだ欲張りさんも大丈夫。

この春からという方、テーマカラーを決めて、花苗を求めると失敗がありません。
まず、ブルー系、赤系、黄色~オレンジ系、など好みでテーマカラーを決めます。
それらの濃淡に白をあしらい、アクセントに少し反対色を添えてはいかがでしょう。草丈の大小、取り混ぜて立体的なプランにすることも大切です。これが頭に入っていれば、いろいろな種類を衝動買いしても大丈夫です。