栽培ガイド

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8月のお手入れ全般

日本の8月は熱帯並み 

最近とみに地球温暖化の影響を実感します。そのひとつが夏の暑さが一段と厳しくなったことではないでしょうか。
この暑さを待っていたものもありますが、多くは人間と一緒で夏ばてしそうなものもあります。
それぞれの性質をよく知って、対応を工夫してやりましょう。


○植物の命綱・真夏の水やり

花壇や庭植えの木々には、植えつけなど特別の場合を除いては水やりは不要、というのが原則です。けれど、真夏の晴天続き には、この原則は当てはまりません。
この時期の水ぎれは深刻な打撃を与えるのです。
そして、いったん水をやるようになったら、次にたっぷり雨が降るまでは毎日水やりをしないと、かえってダメージが大きくなることを忘れないでください。

真夏の水やりについては7月にも書きましたが、もう1度、原則をあげておきましょう。
・水やりの時間:朝か夕方。昼間は×
・しおれたら :鉢植えなら日陰に移して昼でも水やり
・量はたっぷり:ドロはねしないよう、静かに時間をかけて
・葉水シャワー:夕方に冷やしてあげるつもりでたっぷりと 

真夏の水やりを楽にしたいなら、西日をさえぎるよう寒冷紗やよしずで遮光するのも、ひとつの方法です。


○留守中の水やり

バカンスには行きたいけど、水やりは毎日欠かせない…。
ペットもそうですが、これがあるから植物を育てたくない、とおっしゃる方もあるでしょう。
今はいろいろな自動水やり装置、などというのも登場してきていますが、やりすぎ、などの問題もあります。使う場合は一度試してみてからにするなど、慎重に。せっかくの植物が帰ってきたらダウンしていた、ということがありませんよう。
簡単な方法をいくつかあげておきます。これらも、どのくらいもつかを、あらかじめ確かめてからにしてください。

1、2日程度:
受け皿に水をいれておく
 
4、5日、せいぜい1週間までの短期間の留守(鉢植え):
・深めのトロ箱などに土を入れ、そこに鉢をいれる、または2重鉢にして鉢の空間にミズゴケをつめて、たっぷりと水やりをし、日陰においておく 
・たっぷりの水やり後、バットなどに受けて風呂場におく
・鉢底から不織布を出し、その先を水に浸しておく 
・水をいれたペットボトルに専用の水やりノズルをつけ、鉢土にさし込んでおく(10号鉢に1リットル瓶で1週間)


○古土の消毒:真夏の太陽を利用する

うらめしいほど厳しい夏の日差し。これを利用して鉢植えやコンテナの使い古しの土の消毒をし、リサイクルしましょう。
古土に湿り気を与え、ポリ袋に1/3くらいいれて密封し、10日ほどコンクリートの床の上に置いて、直射日光にさらしておきます。こうすると、土は50~70℃にもなって植物病原菌を死滅させることができます。
このあと、水はけや通気性のよい団粒構造の土にするために、腐葉土を3割ほどまぜ、さらに普通の市販の培養土を3割ほどまぜると、新しい土と同様に植物を元気に育てられます。


○秋の花壇のプラニング

水やりを除くと、今は比較的作業は少なめ。
今のうちに秋からの花壇の計画をたてておきましょう。
9月にはいると気温の変化が急速で、タネまきがすこし遅れただけで、あとあとの生育に大きな支障が出ます。