栽培ガイド

野菜の接木苗と自根苗

野菜の各品種を種から育てた苗を「自根苗」、病気などに強い他の品種(台木)に接木した苗を「接木苗」といいます。
野菜をはじめて作る方や、畑が広く毎年栽培場所を変更できる人は「自根苗」で大丈夫です。狭いスペースで毎年作りたい方や、1株の収穫量を増やしたい方には「接木苗」がおすすめです。

自根苗の特徴
・接木苗よりも価格が安いので、たくさん植えたい方におすすめ。
・耐病性や生育の速さは接木苗よりも劣ります。


接木苗の特徴
・病気に強いので、薬剤の散布量を減らすことができます。
・生育旺盛なので、収穫期間が長くたくさんの量を収穫することができます。
・連作障害に強く、狭い場所で毎年野菜を作りたい方に最適です。
(連作障害とは、毎年同じ場所に同じ仲間の野菜を植えると病気になったり枯れてしまう障害です。トマト・ナス・ピーマン・ジャガイモなどのナス科の野菜がよく知られており、一度ナス科の野菜を育てた場所では、少なくとも2~3年はナス科の野菜を育てないようにしなければなりません)
・自根苗よりも価格は高めです。