栽培ガイド

花梅(ハナウメ)花桃(ハナモモ)木瓜(ボケ)の育て方

花梅(ハナウメ)、花桃(ハナモモ)、木瓜(ボケ)の一般的な栽培方法です。

苗木の植え付け:
日当たり、水はけが良く風のあまり当たらない庭が向きます。植え穴を40cmくらい深く掘り、腐葉土と化成肥料を土に混ぜたものを底に10cmくらいの厚さになるように入れます。さらに10cmくらい堀土を入れた上に苗木を植え付け、支柱を立てます。苗木の根元に着いているつぎ木のテープは取り外してください。植え穴の周りに10cmほと土を輪状に盛り上げて「水鉢」を作り、たっぷり水を入れて土中にしみ込ませます。これにより根と土が密着しますので、水はたっぷり与えてください。
花桃は深く植えると木の寿命が短くなるので、やや浅めに植え込みます。

植付け後の管理:
植付け後2~3年は寒肥として2月から3月に乾燥鶏糞や緩効性肥料を根元に施します。その後は成長の度合いに応じて加減してください。
枝がよく伸びるので、庭にあわせて適宜剪定して樹形を整えます。適期は花後、5月、夏期の実の収穫直後、12月です。太枝を切った場合は必ず切り口に癒合剤を塗って保護してください。当年伸びた枝に7~8月頃花芽がつくので、夏以降は大きな剪定は避けます。
アブラムシとカイガラムシが発生しやすいので、発生初期に薬を散布します。カイガラムシには冬季のマシン油乳剤の散布が有効です。