栽培ガイド

単語で探す

イチゴの栽培方法

誰もが大好きなフルーツ、イチゴの栽培方法です。コンパクトでかわいい花と真っ赤な実が楽しめるので、小さな菜園や鉢にぴったり。ビタミンが豊富な健康フルーツです。

10~11月が苗の植え付け適期です。鉢やプランター栽培の場合は、イチゴ用の専用土か、赤玉土6:腐葉土4の割合に配合した土を利用します。ハンギングバスケットでも栽培できます。緩効性肥料を土に混ぜて植えつけます。65cmの標準的なプランターなら3~4株、5号鉢なら1株を植えます。クラウン(根元の芽)に土をかぶせないように植え、2~3日日陰に置いた後、日向に移します。
畑や花壇で栽培する場合は、日当たりのよい場所を選び、よく耕した土に肥料を混ぜて植えつけます。いちごは親株からのランナーの切り口と逆の方向に花芽をつける性質があるので、花のつく方を南に向けて植えます。
冬の間は土が乾いたら水遣りします。寒風にあてないようにし、根元は腐葉土や敷き藁でマルチングするとよいでしょう。
病虫害は、排水や風通しが悪いとうどん粉病や炭そ病が出ますので、水はけ・風通しよく管理します。また、ビニールトンネルで雨よけをするのも効果的です。また、アブラムシ、ハダニ、コガネムシ(幼虫が根をかじる)に注意し、薬剤などで防除します。
2月下旬頃から新芽が盛んに伸びだすので、液肥を定期的に施します。肥料が不足すると、実がちいさいまま赤くなったり、変形したりするのでご注意を。実が付いたら、汚れないように根元に敷き藁をし、鉢栽培の場合は果枝を鉢の外に垂らします。赤く熟したら、いよいよ収穫です。収穫後は次の苗のためにお礼肥えを一握り根元に施します。
実が終わると、ランナー(這うように伸びる枝)が伸び、その先に子株ができます。ランナーから1つ目の子株は品質が安定しないので、2~4番目の子株を翌年用の苗とします。10月頃、子株が大きくなったらランナーから切り離し、育苗用のポットに植え替えてください。親株は翌年以降は実が小さくなるので抜き取ります。