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11月のハーブのお手入れ
11月のハーブと管理
涼しい気候が好きなハーブも、秋が深まって大方が盛りを過ぎてさみしくなります。わずかにローズマリーやスイートバイオレットがこれから春にかけて花を咲かせてくれるだけ。 そろそろ霜も降りる11月ですから、寒さに弱いものには冬の準備をしましょう。 寒さに比較的強いセージやローズマリー、ミント、レモンバーム、パセリなどはまだ苗を植えつけることができます。
- 置き場:寒さに比較的強いタイプは、日当たりのよい戸外へ。寒さに弱いタイプは最低気温が10℃以下になったら、軒下の日当たりのよいところへ。
- 水やり:生育は止まってくるので、水やりは控え目に。鉢植えなら表面の土が白く乾いたら湿る程度に水を与え、地植えなら極端に乾燥したとき行う程度に止めます。
- 施肥:ほとんどの場合いりませんが、パセリ、ロケット、ディルなどには1~2ヶ月に1度を目安に施肥します。
寒がりさんの冬ごし準備
11月に入ったらいつ霜が降りてもいいように、庭植えも鉢植えにもマルチングなどの防寒をきちんとしておきましょう。 とくに地植えしているものは、寒さに弱いムルティフルラベンダー、ヘリオトロープ、センテッドゼラニウムなどは鉢上げをして、防寒ができる軒先や明るい屋内に取り込んで冬越しをさせます。 バジルやナスタチウムなども同様にしますが、これらはタネから簡単に育てられるので、春からやりなおしてもよいでしょう。
レモングラスやパイナップルセージなどは比較的寒さに弱いですが、地植えでも地上部を5~10cmほどに切り戻し、株元を落ち葉、ワラ、パークチップなどで厚くマルチングして覆うようにすれば、そのままでも温かい地方なら冬越しさせることができます。 もちろん、切った葉は冷凍するか、束ねて風通しのよい日陰に吊るして保存すれば、長く使えます。 また、5~6℃以下になる地方では9月頃に鉢に移して、室内に取りこみ、日当たりのよい窓辺で冬越しさせます。
知っ得情報・ハーブの効能
ハーブって香りがよくて、お料理も使えて、お花も可愛い、といいとこづくめですが、それだけではなく、昔から薬として使われているくらいに、色々の効能が知られています。 主なハーブの効能をみてみましょう。
- カモミール:鎮静(リラックス)、風邪、発汗促進、健胃
- コリアンダー:健胃、腹痛、胆石
- セージ:解熱、健胃、消化促進、更年期障害、デオドラント効果
- センテッドセラニウム:殺虫(蚊よけ)
- チコリ:利尿、強肝
- チャイブ:高血圧
- ディル:鎮静、健胃
- バジル:健胃、解熱、鎮静
- パセリ:健胃
- フェンネル:健胃、食欲増進、乳の出をよくする
- ミント:健胃、鎮静、強壮、殺菌、デオドラント効果
- ラベンダー:鎮静、強壮、殺菌
- レモングラス:消化促進、健胃、消臭、デオドラント効果
- ローズマリー:強肝、健胃、強壮