栽培ガイド

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オリーブ




モクセイ科の常緑果樹です。

<栽培方法>
置き場:根元の過湿に弱いので、日当たりがよく、水はけの良いところに植えてください。平均気温15度以上の温かい場所を好みます。日光を好みますので、日当たりの良い場所に植えてください。良い収穫になる条件は、日照時間が長い場所に置くほど良い収穫が期待できます。
鉢植えの場合は、1~2年に1度、一回り大きな鉢に植え替えて下さい。
冬期,マイナス10度にも耐えますが、マイナス5度以下が何日も続く地方では枯れることがありますので、室内にとりこむかフレーム等で保護してください。
また、幼苗のうちは冬季はなるべく室内にとりこんでください。

水やり:乾燥に比較的に強いのですが、花芽がつくられる冬や開花結実期に乾かしすぎると、実つきが悪くなります。鉢土が乾いたら、鉢底の穴から流れ出るまで、たっぷり水を与えてください。

肥料:
庭植えは2月ころ、鉢植えは4月・10月ころに、緩効性肥料を与えます。


剪定:
随時、すかし剪定を行います。樹形づくりや木の若返りを図る強剪定は休眠期の2月が適期です。

結実の条件
「ミッション」のように自家受粉して実をつけるものもありますが、殆どの品種は自家受粉しないので、2種以上を一緒に植えます。






果実の利用法
未成熟の、または成熟した果実は塩漬けやピクルス、しょうゆ漬けにします。また、成熟した果実からオリーブオイルを絞ります。

しょうゆ漬け
きゅうりのしょうゆ漬けなどと同様です。食塩水に数日漬けた後、しょうゆに漬けこみます。
オリーブオイルの作り方
成熟した実を摘み取り、水洗いして乾燥させた後、皮・果肉・実ともに圧搾して油を絞ります。イタリアではモラッツェ(MOLAZZE)と呼ばれる石臼を使用する方法が用いられます。つぶす時のダメージが少なく、熱をかけないため、油が風味豊かにになるといわれている伝統的な方法で、いわゆる“コールドプレス”と呼んでいます。
オリーブの実100kgから採取できる油は約20kgです。