栽培ガイド

ハーブティ向けのハーブ

ミントは、どんなハーブにも合わせやすいので、一株は確保していると便利。その他のハーブと組み合わせたハーブティもおすすめです。

レモンバーム、レモンバーベナ、カモミール、ローズマリー、マロウ、ラベンダー、ローズ(ローズヒップ)、センテッドゼラニウム、タイムなどは、ハーブティとして使いやすく、おいしく頂けるハーブです。


マロウ(コモン)のティは目でも楽しめる素敵なティ。お湯を注ぐときれいなブルーのティになり、そこにレモンを絞るとやさしいピンク色のティーに早変わり。


大きめの鉢に寄せ植えをするなら、マロウやレモンバーベナなど大きく背丈を伸ばすものを後ろ側に植えて、その手前にカモミール、立性のローズマリー、ラベンダー、ゼラニウムなどを植えます。
一番手前にレモンバームや、ほふくタイプのカモミール、ローズマリー、タイムを植えると高低のバランスのある見栄えのする鉢になります。

どれも水はけがよい土、日当たりが好みですが、水分や養分などについてはちょっとした好みの違いがあります。
ローズマリー、ラベンダー、タイムは乾き気味、レモンバーベナは軽い土、カモミールは肥沃なやわらかい土、レモンバーム、マロウは湿りけのある肥沃な土を好みます。

まったく同じ条件のものばかりを集めて寄せ植えにするのがむずかしいときは、水や肥料を与えるときに、湿りけ好きなものの株元に多めにあげるなどの工夫をしたり、または、小さめの鉢に分けて植え、大きめのカゴに一緒に並べて寄せ植え風を楽しむのも、ひとつの方法です。

また、いくつかポケットがあいたストロベリー・ポットや、小さな鉢を積み上げたような形のクラスター・ポットなどを利用すれば、好みの異なるハーブの寄せ植えもしやすいです。ミントは元気にどんどん根を伸ばして、異品種のミントと根でも交配してしまうので、このようなタイプの鉢がおすすめ。

どれも秋から育ててもOKのハーブですが、地域によっては、それぞれのハーブの耐寒性を考えて、室内に入れて管理するようにします。

次にハーブティのブレンドですが一種類では香りが薄いハーブの場合、普通の紅茶に合わせるのが簡単でおいしく頂ける方法のひとつです。

他の種類のハーブとブレンドするのもオススメの方法です。かんきつ系の香りのハーブにミントを組み合わせるとクセもなくさわやか。

紅茶やハーブとのブレンド以外にも、クランベリージュースやグレープジュース、グレープフルーツジュースにミントやレモンバームを加えたり、白ワインにラベンダーを一枝浮かべたり、カモミールをミルクで煮出したりしてもおいしくなります。ローズマリーにリンゴのスライス1枚、クローブ、シナモンを加えてもいいです。