栽培ガイド

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お庭を立体的に演出するグッズ

花いっぱいで賑やかな花壇、でもちょっと平面的になりすぎかな?という方に。
立体的に演出してくれる小道具と植物をご紹介します。

■オベリスク


細い塔型のトレリスです。オベリスクは鉄製やプラスチック製。つる性や枝が弓なりになって自立しにくい植物を支える立体的な支柱として利用されます。
自立してくれるし、足を土に差し込むだけでかなり安定性があり、植物をしっかり支えてくれます。何よりも、平面的なトレリスと異なり、何も支えるもののない花壇の中央など、好みの場所に手軽に設置でき、また移動も簡単にできる点が便利です。 組み合わせる植物はクレマチスやスィートピーなどのつる性のもの、つるバラやアーチ状の枝張りになるバラ、それからインゲンやキュウリ、トマトなど野菜の支柱としても利用できます。



■レイズドベッド(高床花壇)


花壇の一部に土を盛り上げて囲いをし、一段高い場所を作る方法です。中央にシンボルツリーを植え、周囲に草花、縁にはアイビーなど垂れ下がるタイプの植物を植え込むと全体がきれいにまとまります。 立体的な演出ができるだけでなく、高くなった部分は水はけもよくなりますので、過湿に弱い植物には最適な場所となります。 囲いの材料は土止めなのでしっかり止められて短期間で傷まないものなら何でもいいのです。石やレンガを並べたり、もっと高くするなら枕木を打ち込んだり、大きな重い鉢を並べるなど、いろんな方法が考えられます。



■立木や柱、パイプを利用


あらかじめ何か立っているものがあるなら、それを利用して立体的な演出をしてみましょう。

背の高い木、軒を支える柱、雨水パイプなどに、つる性の植物をからませることができます。 立木の場合は、からませる植物が茂りすぎて日光をさえぎり、木を弱らせないよう適度に剪定しながら利用します。 いずれも、そのままではつる植物がうまく絡めないので、蔓を誘引して軽く結わえたり、市販の亀甲金網を支柱になるものの周囲にぐるりとまいたり、といった工夫を施します。パイプ用のトレリスも便利です。