木いちご（キイチゴ）：ラズベリー　ワインダーイエロー3.5号ポット＊＊

ワインダーイエローは黄実で樹勢が強く大変作りやすい、豊産種のイエローラズベリーです。二季成り性で、6月中旬～7月中旬および9月中旬～10月中旬の2回、収穫することができます。酸味が少なくて大変おいしく、果重は3～4g程度です。自家結実性があるので、1本でも実をつけます。幹には柔らかい細かいとげがあります。樹形は樹高50～70cmくらいまでは木立性ですが、それ以上伸びると自然と枝垂れて実が付きます。
※実の色は作る環境によって変化しやすく、季節や植える条件(露地・鉢植え)、温度によって色の出方が異なる場合があります。夏になる実は果実の色味がボケて出やすい傾向があります。

タイプ：耐寒性落葉小低木
植えつけ適期：10月～4月末
収穫時期：6月中旬～7月中旬および9月中旬～10月中旬

栽培方法：
植え付けは周年可能です。
保水・排水性のよい腐植質の用土が適しますが、土壌への適応性は高く、特に土質は選びません。強い乾燥を嫌うので、なるべく夏季に強い西日の当たらない涼しい場所を選び、植え付け後、株元に敷きワラやピートモスを敷いて、過乾燥を防ぎます。
よく繁殖するので、庭植えでは数年で広範囲に広がります。鉢植えは5～6号鉢で十分です。
開花後、45日程度で果実色が濃くなり、熟期を迎えます。果実は、前年に株元からでるシュート（勢い良く伸びる新梢）につきますので、このシュートを短く切りすぎないようにします。生育期に、庭植えは株元から1m前後、鉢植えは60cm程度で切り詰めます。毎年一年枝に結実するので、収穫後は結実した枝を切り取って風通しをよくしておきます。また、冬期は2月に、昨年実のなった枯れ枝を取り除き、弱い枝も間引きします。
2月と収穫後に速効性化成肥料を、11月上旬に腐葉土や堆肥などの有機肥料（鉢植えの場合は固形の油かすを数個程度）を施します。

果実の利用法：
２，３日はそのまま生食できますが、それ以上は冷凍保存かジャムに加工します。

お届けする苗は、3.5号（直径10.5cm）ポット植え、樹高約15～50cmの苗です。樹高はお届け時期により多少前後します。この品種はトゲがあるので、春～秋はお届けする苗にはトゲによる葉の傷みがあったり、葉がきれいでない状態の場合があります。また、食用植物のため、薬剤はかけておりませんので、時期により葉に虫食い等がある場合もあります。
ご注意：苗に添付されているメーカーのカラーラベルは一般のキイチゴラベルで結実期が6～7月となっている場合がありますが、この品種の結実期は上記の通りです。