中国に自生する原種で、冬咲き常緑性。流通量が少ない希少な原種。花は黄緑色がかって咲きはじめ、徐々に白味を増していく。低温に当たると、花の基部から中央部にかけて赤味がかる。肉厚の花が特徴的で、個性のあるつぼみも観賞性が高い。冬でも緑がきれいな常緑性の葉は大きめで、ギザギザの葉は野性味が感じられる。花がない時期もグリーンとして使いたい。クレマチスには珍しくほんのりと香るのも魅力的。
生育旺盛のため、枝を伸ばすための広いスペースを確保したいところ。他の品種との混植よりは、単独での利用のほうが管理しやすい。葉の先端が黒くなる病気が出た場合は、早めに切り取り消毒を。
寒さにやや弱く、南東北以南の平地なら戸外越冬可。(耐寒性-5℃ほど)また、室内での管理は無暖房がよく、暖房が効いている部屋で管理すると花蕾が落ちる場合がある。
株が充実し、枝が混んできた場合は、間引く程度の弱剪定を梅雨前までに行ってください。夏以降の剪定は開花に影響するので厳禁。
学名 | Clematis henryi |
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タイプ | キンポウゲ科の耐寒性多年草(つる性) |
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草丈 | 2~4m |
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花径 | 3~4cm |
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花色 | 黄緑色~白色 |
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開花期 | 12月~1月 |
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植付け適期 | 9月半ば~10月と2月~3月が最適、または4月~7月に |
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花のつき方 | 新・旧両枝咲き(前年の枝に咲いて、また新しく伸びた枝の側枝にも花を付ける) |
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剪定 | 弱剪定 |
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・花後の剪定 | 花柄を摘み取る。新梢を2節残してカット。 |
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・2月の剪定 | 古枝に花芽を持っているので、枯れた枝を取り除き、芽の先端を剪定する程度。 |
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栽培方法:
根が下に伸びますので、植えつけは5号(直径15cm)以上の深鉢を用いてください。植えつけの際は根鉢をくずさないように深植え(地上部の1~2節が土に埋まるように)してください。後ろにトレリスを立て、つるを誘引してビニールタイなどで固定します。施肥により花芽が形成されますので、立派な花を咲かせるためにはクレマチス専用肥料などを1~2ヶ月に1回与えます。水遣りは鉢の表面が乾いたらたっぷりと与えます。クレマチスは水を好みますので、庭植えの場合も春~夏は最低週に一度は水遣りしてください。
詳しくは
クレマチスの栽培方法をご覧ください。
お届けするクレマチス(苗)は4.5号(直径13.5cm)ポット入りです。
写真は開花時のイメージですが、お届けの際はまだ苗ですのでご了承ください。
なお、クレマチスはつるの性質上折れやすく、出荷には十分注意いたしておりますが多少の折れはご容赦ください。
<花色・葉の色について>
クレマチスは、肥料・日当り・温度などにより花色がかなり変化します。適肥・日当り・気温15~20度の条件下では鮮明な花色が出ます。
常緑系でも、寒さによって葉が変色することもありますが、生育に問題はございません。
下記の写真は一例です。お届けをするのは1ポットです。