染色に使われる植物の苗3品種セット（タデアイ・日本ムラサキ・タンジー）

染色・染料用に昔から利用されてきた植物の苗、3品種セットです。藍染の原料として有名なタデアイ、日本古来の紫色の染料植物である日本むらさき、そして花から黄色の染料をとるタンジーの3品種セットです。

セット内容：
日本むらさき3号ポット× 1
タンジー3号ポット × 1
タデアイ（蓼藍・アイタデ）3号ポット × 1

日本むらさき
日本全国の山野の林緑や半日陰に自生する耐寒性宿根草。 万葉の昔から、紫色の染料植物として利用されてきました。太い根は紫色です。万葉集にも登場する程歴史が古く、古来から紫色の染料として用いられてきました。染料には根を利用します。
野趣のある白い小花も可愛らしい、日本産は絶滅危惧種で、ほとんど生産されていません。現在は、染料にはセイヨウムラサキが使われますが、この品種はとても貴重な日本産原種の増殖品です。
学名：Lithospermum erythrorhizon
タイプ：ムラサキ科ムラサキ属の耐寒性多年草
草丈：30～50cm
開花期：9～11月
栽培方法：
日向～半日陰で水はけ、風通しのよい場所を好みます。植え替えは毎年春に行ってください。株分け・挿し木で殖やすことができます。真夏の日差しは葉やけすることがあるので注意してください。水は　土の表面が乾いたらしっかりと与えるようにします。

＜タンジー＞
キク科の耐寒性多年草。ヨモギギクとも呼ばれます。黄色のボタンのような小さな丸い花を咲かせ、強力な殺菌効果があります。虫除けとしてよく利用され、ハエよけとしての効果は抜群で、建物の周囲に植えておくとハエが室内にはいりにくくなります。また、アリよけにもなります。花の部分を干してカーペットの下に敷いたり洋服ダンスに入れて防虫剤に、また乾燥させると黄色の色がきれいに残るので、ポプリやリース、ガーランドの材料として利用されます。また室内の芳香剤やハーブ染めにもよく使われます。初夏から秋にかけて黄色の花が咲き続けるので、花壇の後方にもおすすめです。（食用にはしません）

タイプ：キク科ヨモギギク属の耐寒性多年草
草丈：80～120cm
開花期：6月～9月
日照：日向むき

栽培方法：
日当たりのよい場所、または少し日陰の場所でも栽培できます。多湿にならないよう注意してください。春から夏にかけては盛んに成長するので、早春に根元に腐葉土や化成肥料を施し、その後は2ヶ月に1回程度、液肥を与えます。

収穫方法：
開花したら根元に近い部分で切り取り、風通しのよい場所につるして乾燥させてください。

写真は成長時（開花時）のイメージですが、お届けの際はまだ苗の状態です。お届け時の苗姿は個体差があります。表示の写真と異なる場合がございます。★夏以降頃は見栄えが悪い場合がございます。



★★ご注意：ハーブの虫よけ効果について★★
自然の植物の発する匂い等の成分による効果ですので、植物の生育状態や植えられる環境、害虫の種類によってはあまり効果が出ない場合もあります。

タデアイ（蓼藍・アイタデ）
日本全国の山野の林緑や半日陰に自生するタデ科の一年草。 葉にインディゴ色素を含み、開花直前の7月中頃に茎葉を収穫し葉を発酵させて藍染めに利用します。暑さ・寒さに強く育てやすい品種です。ピンクの小花が集まって咲く姿も愛らしく、お茶花としても利用されます。★葉に多少虫くい跡がある場合がございます。ご了承くださいませ。
学名：Polygonum tinctorium
タイプ：タデ科ポリゴナム属の1年草
草丈：30～50cm
開花期：9～11月

栽培方法：
日向～半日陰で水はけのよい場所を好みます。生育期は水切れに注意しましょう。花後に種を採り、翌春に播きます。

お届けする苗は3号（直径9cm）ポット入りです。
写真は成長時（開花時）のイメージですが、お届けの際はまだ苗ですので、ご了承ください。