『金森朝子の庭物語』 金森朝子プロフィールへ
U.海外庭園&植物探訪の旅
日本とは季節が反対に当たる地球の裏側の庭園を見に行く、あるいは熱帯・亜熱帯地方に植物を探しに行くのも、心躍る冬の過ごし方です。
わたしは11月上旬に2週間ほど、香港に滞在していました。香港は、今年の5月まで2年半住んでいた所なのです。香港というと、高層ビルが林立するイメージが浸透していますが、東京都の半分の面積を持つ香港は、実はその4割が自然公園として保護されており、開発が許されていません。香港は、海と山に恵まれたハイキングのメッカなのです。
亜熱帯の香港の山ですることといえば、近年暑くなった東京で、役に立ち、かつ丈夫に育ちそうな植物を探すことです。香港は零下にこそなりませんが、一応冬があり、台湾や九州あたりと植生に共通点が多く、縁起木で知られる千両も、香港の山で自生しています。一方、日本では室内観葉扱いの植物が、戸外で大きく育っているのもよく見かけます。クリスマスの定番「ポインセチア」は、香港では2〜3mの樹高となり、可愛い真っ赤な生垣として活躍しています。最近日本でも人気の「コンロンカ」は、香港の山で自生しています。緑濃い山腹で、ところどころぱっと白く浮き出ているのが、コンロンカです。コンロンカは、必ず半日陰の場所で育っています。
尚、購入したものでも、植物はそのままでは日本へ持ち込めませんので、ご注意ください。輸出入が禁じられている植物もあります。気に入った植物があれば、現地で市販の種を買い求めるか、写真に撮ってきて日本で探しましょう。

V.ワイヤーワークス
トピアリーという言葉をご存知ですか。トピアリーとは、植物を「形」に刈り込んだものです。刈り込み生垣や、ゴールドクレストを刈り込んで球形にしたものも、トピアリーです。生垣、球形、三角錐、円錐などの刈り込みでは、枠を必要としませんが、動物となると型枠が要ります。その型枠を、ワイヤーで作ってみませんか。
単純な形では、ワイヤーでハート型を作り、そこにつる植物を誘引すれば、それはトピアリーです。
写真は、わたしの作ったクマです。足元に葉の細かい常緑灌木を植え、クマに沿って刈り込んでいけば、クマ型の木ができます。動物の場合、丸い体形が、作りやすいようです。
必要なワイヤーとラジオペンチは、近所の金物屋で手に入ります。ワイヤーは、まずは最小単位で、少量購入しましょう。作り始めると、軟らかすぎてつぶれてしまう。硬すぎてペンチで切れないといった問題点が浮上します。試行錯誤して、作品と自分に合ったワイヤーを見つけましょう。


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