常緑樹、落葉樹、多年草などとくくっても、剪定ひとつをとっても、時期や方法が異なります。すでにお持ちの植物まで含め、あなたの植物のひとつひとつの手入れを1度記入してしまえば、台帳を毎年替えたいという方でなければ、あとはずっとそのダイアリーを使えばよいのです。気温や長雨、降雪、酷暑、日照り、水不足もそのときどきに、記入しておくと、大いに役に立ちます。

これを読んでいると大変な負担に思われるかもしれませんが、実は、忙しい方にこそ、お奨めなのです。ダイアリーの書き込みが進んでいけば、同時期に行う作業の輪郭が掴めます。うっかり忘れや、作業の重複による無駄が防げるのです。
この年間作業計画表を、ダイアリーと称しているのは、理由があります。それは、自分がやってみて失敗したことも書き込むからです。私のダイアリーでは、今年10月20日欄に、「ヨトウムシ、タイム&スノーインサマーと敷石の境界にどっさり」とあります。これで私は、来年、タイムをぼろぼろにされずに済むとまでは保証できませんが、少なくとも、酷暑が一段落したころには、敷石とグラウンドカバーの境界の取締りは怠らないことでしょう。
このダイアリーは、明日、来月、半年後、来年、3年後。あなたが、やるべきことを教えてくれます。いちいち覚えていなくてもいいのです。重ねていくだけで、あなたは相当熟練したガーデナーになれます。ご自分のダイアリーは、園芸書より実践的です。同じ東京でも、墨田区と八王子では、気温も異なるのです。あなたの地域で、あなたの土に生きる、あなたの植物のマスターは、あなたなのです。
ブルーサルビアをお持ちの方へ

ブルーサルビア、プルンバゴ、フクシアなどで半耐寒性の種類を、霜、降雪、強い北風が予想される地域に地植えなさっている方は、風や雪に倒されないよう、丈を少々、切り詰めましょう。
温室をお持ちの方へ
暖かく、天気の良い乾燥した日を選び、温室や使用していない古い鉢を、朝から、ごしごし洗いましょう。ガラスが汚れて日光を遮っていませんか。汚れた鉢や、棚の隅で害虫がぬくぬくしていませんか。お昼ごろまでには、ガラスや鉢についた水気が乾ききるくらいピッチを上げて作業しましょう。