
キンカン |
学名にヤポニカ(日本)とありますが、中国原産です。ミカン科キンカン属の常緑広葉低木で、地植えしても樹高は2〜3m程度です。四季咲きのため、自然条件さえ整えば、1cmほどの楚々とした香りのよい白花が、7月と10月の2回咲きます。11月頃から、果実が鮮やかなオレンジ黄色に色づき始め、甘い香りを放ち、1月まで鑑賞できます。収穫して生のまま皮を食べたり、蜂蜜や砂糖を加えて煮ると、風邪に備えた美味しいおやつとして楽しめます。お子さんは、小さなみかんと言ってとても喜びます。
香りといえば、代表的なのはユズですが、樹高6〜8mまで生長します。キンカンの場合、生長が遅いので、不要枝を間引いたりする手間もゆっくりとしたペースででき、ベランダで鉢植えでも育てられます。
レモングラス 学名:Cymbopogon citratus

戸外のレモングラス |
葉にも芳香があり、冬に貴重な香りとして、ラベンダーやローズマリーなどの常緑低木
のハーブがあります。それらに比較するとレモングラスは寒さに弱いはずですが、近年、東京近辺では、地植えで草丈1mに生長し、元気に越冬し、葉をちぎればレモンの香りが強く広がります。本来、南インドやスリランカのサバンナ地域出身です。ただし鉢植えの場合は、ベランダの暖かい位置に移動したり、室内に取り込んだりしたほうが無難です。冬でも、少量であれば、フレッシュハーブティーや料理用に収穫できます。受験生の机に、叩いて香りを出した葉を置くのも、リフレッシュ効果があります。
早春の香り
ロウバイ 学名:Meratia praecox
中国原産のロウバイ科の落葉低木で、地域によってはカラウメと呼んでいます。春はまだまだ遠いと感じる2月初めに、葉のない木に黄色の香りのよい花をたくさんつけていたら、それがロウバイです。樹高も2〜3mと個人宅で可能なサイズです。幹を多く出して株立ちとなり、あまり手入れをせずとも、樹形は整います。花が黄色なので、風水の観点から家の西側に配置したくなりますが、ロウバイは西日が苦手なので、ロウバイの足元西側に日よけとなる常緑灌木を添えるなどの工夫をしましょう。ロウバイは花の内側が暗紫色ですが、花がやや白っぽく、花の内側に暗紫色部分がないのがソシンロウバイです。ソシンロウバイはロウバイより早く咲き始め、一段と香ります。ちなみにクロバナロウバイは、ロウバイではありません。北アメリカ原産の
Calycanthus属で、早春ではなく5〜6月に赤褐色の香りある花が咲きます。