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続・続 お気に入りの絨毯
近年、日本だけでなく、世界中で気候の温暖化が顕著に表れ、夏の暑さや冬の暖かさは、各地のガーデニングにも大きな影響を与えています。東京近辺では、温帯性気候に適している植物が、病害虫に集中的にやられるようになっています。その一方、植物図鑑において最低温度15℃と記載されているような植物が、戸外で繁茂しています。

紅葉は寒暖差の贈り物
概して亜熱帯植物を東京で地植えすると、病害虫に強く育てやすいのです。また、以前では考えられなかったほど、勢いよく大きく育つようになりました。では殺虫消毒を軽減する目的のために、温帯植物を亜熱帯植物に置き換えれば解決するかというと、今度は、急激に日本本来の植生を乱してしまうという問題が生じてきます。
グラウンドカバーは、手間がかからず丈夫に育つのが条件ですから、今年の夏の暑さは、グラウンドカバー用植物を見直す必要性も喚起しました。わたしたちガーデナーは、自然界のバランスを敏感に感じ取る機会に恵まれています。さまざまなグラウンドカバー、すなわち絨毯を紹介してきましたが、これはインテリアブックのほんの一部にすぎません。
あなたの空間の自然条件やイメージに合った絨毯を、根気よく探してください。

青い絨毯 Festuca glauca

青さを感じるブルーフェスク
英名をBlue fescueというように、青みがかった絨毯となります。イネ科植物で、族生し横へ広がらないので、青い絨毯を得るためには、密に植える必要があります。草丈は20cm、株幅は10〜15cm程度なので、15〜20cm間隔に植えると良いでしょう。多少踏んでも育ちますが、一株ずつマットを形成するため、足元が不安定となり、通路には向きません。葉が芝同様細い上に、青という色は空間を広く見せる効果があり、また上品な印象を演出することができます。病害虫の心配はほとんどありません。

抽象柄の絨毯 Glechoma hederacea‘Variegata’
一般的にグレコーマと呼んでいるシソ科カキドオシ属の、日陰にも耐える常緑多年草。
英名をGround ivyというように、グラウンドカバーとして重宝ですが、特にこの白い斑の入った品種は、地面を覆うと、大理石のような柄が独特の趣を醸し出します。草丈は15cm程度ですが、横には急速に無限に広がります。葉がハート型で可愛らしいのですが、白い斑が失われると、平板な印象の絨毯になるので、斑の無い葉が連続して出てきたら、広がる前にその部分を切り取りましょう。

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