前回、濃い緑の絨毯でご紹介した匍匐性タイムの園芸品種で、金色の葉を持ちます。立ち上がりもなく、美しい金色の絨毯となりますが、日あたりが良くないと、ただの緑色のタイムになってしまいます。花はローズパープルです。
Thymus serpyllumに比べ、やや生長は遅く、一株の大きさも小さくなりますので、
Thymus serpyllumより株間を小さく取ることをおすすめします。
Thymus caespititius ‘Aureus’も、葉が小さく、高さ15cm、株幅45cmと小型なので、密な黄色い絨毯を作ります。花はピンクです。ただし、生長が遅いので、25cm四方に一株の目安で植えると、絨毯が早く仕上がります。
黄色い絨毯−2枚目 Lysimachia nummularia‘Aurea’

レンガ敷きへと伸びてゆくリシマキア |
ややくすんだ黄色の丸い葉は、大きさ2cmほどのハート型で、可愛らしい印象です。高さは5cmほどにしかならず、根が地面を這い、どこまでも広がります。根付いた地面は、多少踏んでも大丈夫です。日当たりが良いほど、黄色が鮮やかになり、夏に黄色い花を咲かせます。半日陰でも、葉は緑色にはなるものの、丈夫に育ちます。地面をしっかり覆いますが、タイムほど密な印象の絨毯ではなく、ラグと呼んだ方がふさわしいでしょう。
白い絨毯 Cerastium tomentosum

Cerastium tomentosumの白い花と灰緑の葉 |
もし、日当たりが良く、夏の乾燥が心配なやせ地であれば、是非おすすめしたい植物です。和名のナツユキソウ、英名のSnow-in-summerでもおなじみです。
Cerastium属には、100種含まれますが、その多くが雑草とみなされているように、極めて旺盛な繁殖力を持っています。このナツユキソウは、小さく細い葉の色が灰緑で、葉にけばがあるため、繁茂すると、白いふわふわの絨毯となります。どこまでも増えてゆきますが、夏に星型の花がたくさん咲いたところは、あまりに美しいので、ぜひ、踏まずに育てたいものです。
次回は、カラフル絨毯、花柄絨毯、香りの絨毯をご紹介します。