
大量に咲くビューティブッシュの花 |
湾曲枝の落葉低木。敷地が道路より高くなっている場合、空中より枝垂れて効果的である。落葉なので冬はさみしいが、初夏に長期間咲かせ続ける大量のピンクの花は、生垣全体をピンクに見せるほど豊富で、冬の不満を補って余りあるほど魅力的である。高さ3mまで枝を四方に自由に伸ばすので、スペースが必要である。ただし、花後、上方への枝を残し、横方向への枝を剪定すれば、必要面積を抑えることができる。あるいは、毎年、花の直後に思い切ってかなりの枝を剪定すれば、1.5m規模に留めることができる。木質化した湾曲枝は固いため、湾曲枝を数多く伸ばしておけば、侵入者予防につながる。
美しくかつ侵入者に嫌がられる生垣:ベニバナトキワマンサク
Loropetalum chinense var.rubra
マンサク科の常緑小高木。ベニバナの名の通り、4月頃に鮮やかな濃いピンクの花を大量に咲かせ、新葉も紫色である。白い建物を背景にすると、

ベニバナトキワマンサクの葉裏 |
コントラストが際立って美しい。花後剪定すれば1.5m程度の整形生垣を形成できる。きちんと刈り込んでも、葉が軽く、風にそよぐため表情豊かな生垣となる。また葉裏に細かい起毛があるため、剪定時には手袋や服などについてやっかいだが、かえってそのためにこの生垣を通り抜けようとすると、大量の葉が侵入者の服にまとわりつき、身動きしにくくするという効果がある。
侵入者に嫌がられる生垣:ナギイカダ Ruscus aculeatus
雌雄異株の常緑小低木。樹高が50〜60pにしかならない。葉も茎も、一年中濃緑である。
葉と見えるのは葉状枝というもので、この先端が尖っていて、触れるととても痛い。ノラ猫だけでなく、人間の侵入防止にも効果的である。茎は株立ちとなりあまり分岐しないので、防御が必要な箇所には密に植えるとよい。生垣やブロック塀がすでにあっても、日陰で育つので、二重生垣としたり、侵入口となりそうなところに単独で植えたりしてもよい。全体は地味で目立たないが、秋に赤い果実をつけると可愛らしい。地中海沿岸の自生植物で、灌水の手間もない。剪定は、かなり痛いので、ラバー付の手袋を用いること。ただし放置しても樹高が高くならないので、それほど手間はかからない。