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ウェディングドレスのような生垣:ツリージャーマンダー  Teucrium fruticans
常緑で湾曲枝の低木。葉がシルバーで茎も白く、夏咲きの花は薄紫のため、生垣は紫の宝石をちりばめた、ふわふわと白い薄緑色の雲のように見える。

白く優雅な固まりとなるツリージャーマンダー
葉の形状も細く、圧迫感がないので、狭い空間にも向く。建物の色が黒や茶色など濃い場合、あるいは地中海風などの乾いた雰囲気を演出するのに適する。高さ1m程度の生垣を作れるが、軽やかで上品な印象の通り、車の進入を防ぐほどの強固さは無い。車の往来のある道路に面している場合は、フェンスを設け、その内側に植えれば、ツリージャーマンダーがフェンスを隠してくれる。自然な生長にまかせたほうが、花をたくさん咲かせるが、きちんとした刈り込み生垣にもできる。東京では確実に戸外で育つが、雪に潰されないよう、冬前には、やや高さを刈り込んだ方がよい。剪定に力を要せず、手入れは楽である。葉に芳香があり、風がふくと良い香りが漂う。

光沢と香りと花の生垣:マートル  Myrtus communis    和名ギンバイカ

盛夏にもつややかさを失わないマートル
密に茂る常緑低木。葉は小型で、春から秋までは明緑、冬は暗緑色だが、梅雨にも猛暑の夏にも、つやつやと光沢があり美しい。初夏に、銀の杯のような可愛らしい白花を大量に咲かせる。葉も花も芳香があり、葉と花はポプリに、乾燥させた葉は枕の詰めものに、花はオードトワレの原料となるといったように植物体全体が香りのハーブである。高さ2mくらいまで伸びるが、剪定し1m程度に抑えたほうが、手入れがしやすい。密で強固な生垣となる。どんなスタイル、色の建物にも合う。花を多少、犠牲にすることになるが、きちんとした刈り込み生垣も作れる。

太陽と香りの生垣:斑入りマートル  上記の斑入り種

暖かな黄色の固まりとなる斑入りマートル
マートルの斑入り種で、普通種ほどには密に茂らないが、性質はほぼ同じである。斑入り種は全体が黄色っぽく映り、太陽のように輝いて見えるので、陽気で明るい生垣ができる。夜には、ほんのり浮き上がって見えるため、明かりの役目も果たす。


次号も、さらに生垣におすすめの魅力的な植物を紹介します。


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