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続・学名ノススメ
植物はどのように分類されていると思いますか?「外見が似ているのは仲間なのでは」とお考えになった方、それで正解です。むずかしく言えば、形態的形質の特徴によって、分類されています。

1.植物分類の基本は種(しゅ)
大きな分類から並べると、門(もん)・綱(こう)・目(もく)・科(か)・属(ぞく)・種(しゅ)・変種(へんしゅ)・品種(ひんしゅ)となります。たとえば、キク科、ラン科、ユリ科という名称を目にされたことがありませんか。
しかし、わたしたちガーデナーにとって有用なのは、属と種、およびそれより細かい分類です。なにしろ、バラもウメもイチゴもバラ科に属するのですが、バラとウメとイチゴでは、見た目も育て方も違いすぎます。
基本となるのは、種(しゅ)です。種とは、重要な形態的形質の特徴で分類する段階で、自然界でその性質が何代にわたっても変化することがないものと定義されています。似たような「種」を集めて、「属」が成り立ちます。

2.サクラ属の仲間たちを学名で記述すると
学名は、属と種を連記して表記します。言語は、ラテン語またはラテン語風にアレンジした語を用います。ではここで、季節柄、サクラ属を例にあげて、学名をご紹介しましょう。

読 み 方
和 名
Prunus
campanulata
 (プルヌス カンパヌラタ)
 カンヒザクラ
Prunus
mume
 (プルヌス ムメ)
 ウメ
Prunus
tomentosa
 (プルヌス トメントサ)
 ユスラウメ
Prunus
perusica
 (プルヌス ペルシカ)
 モモ
Prunus
dulcis
 (プルヌス ダルキス)
 アーモンド
Prunus
laurocerasus
 (プルヌス ラウロケラスス)
 セイヨウバクチノキ
Prunus
jamasakura
 (プルヌス ヤマサクラ)
 ヤマサクラ

2番目の種名「mume」は、日本語の梅が語源です。命名者がウメを日本で発見したからでしょうが、ウメの原産地は中国です。つまり、日本語とおぼしき言葉が使ってあるからといって、日本原産とは限らないのです。

Aucuba
japonica
  (アウクバ ヤポニカ)
  アオキ
Petasites
japonicus
  (ペタシテス ヤポニクス)
  フキ

アオキとフキは日本原産です。正確には、japonensisとあれば、日本原産です。

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