栽培ガイド

最終更新日:2024/04/19

香りマーガレット・風恋香(ふうれんか)


新聞、テレビ、雑誌などで話題となっている、静岡県産マーガレット注目の最新品種!世界初、香りのマーガレットです。
サンデーリップルとハナワギクの交配種で、ラベンダーがもつ芳香成分を花に含み、香りがよい品種です。花色は最初は淡いピンクで、開花が進むにつれ純白になっていきます。花が大きく、無花粉で開花期間が長く、ブーケや押し花などさまざまな楽しみ方ができます。丈夫で育てやすい品種で、花持ちもよく、香り以外の面でもとても優れた品種です。

香り成分はラベンダーと同じですが、ラベンダーとは別の甘い香り。切花にしてお部屋に置けば部屋中に香りが漂います。酢酸ラバンジュオール25%、ラバンジュオールが7%、リナロールが5%を占め、ラバンジュオールには抗菌作用、抗ウィルス作用、免疫調整作用、神経強壮作用があるといわれています。無花粉なので、顔を近づけて香りを楽しむことが出来、また花持ちも良いです。夜は花弁を少し傾け、朝になると元に戻り、表情の変化を楽しむことができます。


●ジャパンフラワーセレクションとは、2006年4月からスタートした日本における統一的なお花の新品種のコンテストです。花き業界を代表する方々が、公正な視点で専門的に優秀な品種を選びます。「切花部門」「鉢物部門」「花壇苗部門」から、季節ごとの審査会で入賞品種を選び、11月末には、「フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)」はじめ各賞を決定します。入賞品種は「JFS受賞マーク」が付与されます。このマークが付いている品種は優れた品種と推薦され、私たちが花や緑を購入する際によい品種を選ぶ目安となります。


●2012年フェンロー国際園芸博覧会(通称フロリアード2012年) 中庭・屋外の鉢物部門 フロリアード賞受賞
10年に一度開催される、万博クラスに匹敵する大博覧会です。フロリアード開催期間中、春、夏、秋の3つの期間に分け、それぞれのテーマや品目に基づいて2週間おきに審査会が開かれます。「花のオリンピック」とも称される世界的な品種コンテストです。

管理方法


置き場所
日あたりが良く、強い風が当らない場所に置いてください。
かん水
置き場所にもよりますが、2日に1度程度か、毎日水を与えてください。水切れを起こすと、花首が曲がったり、折れたりすることがあります。そんな時は曲がった花を切り取ってください。切り取ると早く次の花が咲きます。切り取った花は一輪挿しやグラスブーケとしてお使いください。
肥料
一ヶ月に1回程度、市販の肥料を適量与えてください。
鉢替え
株が大きくなり、根詰まり状態になったら大鉢への植え替えをお願いします。 水はけの良い土が良く、根鉢を崩さずに植え替えます。その時は、終わった花を摘み 取り、蕾だけを残すようにすると根の動きが良いです。
摘心(ピンチング)
温度を始めとする条件が良ければ、一般のマーガレットと異なり、長い間咲き続けま す。秋に良い花を咲かせるためには、植え替えと摘心を行います。摘心は梅雨明けの2~3週ぐらい前が良く、深く行わず、全体が丸くなるよう形を整 える程度で構いません。秋には良い花が咲きます。

ご注意:ハーブではありませんので、お茶等の飲用や食用には使用しないでください。