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6月の花の入れ替え

春の草花が咲き終わる6月は植え替えの季節です。夏から秋に花を咲かせるものに入れ替えましょう。

まず、花の終わった植物や雑草を引きぬきます。1年草はタネのとれるものが多いので、事前にしっかり集めておきます。すぐに次のものを植えるのではなく、少し土のメンテナンスをします。土をよく日光にあてて殺菌しましょう。

プランターや鉢物の場合、半年だけ春咲きの花に使ったような新しい土なら、同じように殺菌すれば再生利用できます。目の粗いふるいにかけて土中の根や枯葉を除き、次に細かいふるいで粉のようになってしまった「みじん土」も取り除きます(プランターや鉢の場合、水遣りなどで用土がくずれて細かい土が多くなると、目詰まりして根腐れの原因になるのです)。黒いビニール袋に入れて口を閉じ、熱い日差しに数日間さらします。中の空気が熱で暖められ、ビニールが膨らんだら消毒終了です。
消毒した土に腐葉土や肥料を入れてよく混ぜます。ここに次の苗を植え付け、たっぷり水を与えます。

春まきの種があまっている場合は、6、7月にもう一度まいてみましょう。草丈が低い状態で、9月頃から花を咲かせて晩秋まで楽しむことができます。春まきの花は梅雨と夏の高温で短い期間しか花が楽しめない場合があるので、このように遅まきして2倍楽しむようにするといいです。10月になると気温が下がって苗が育ちにくいので、その前に大きくしてしまうのがコツです。